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全米女子OPに向け「調子を上げられて良かった」 吉田優利は初日87位から最終4位に大ジャンプ!

吉田優利が4位タイでフィニッシュ(撮影:鈴木祥)

<アース・モンダミンカップ 最終日◇25日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>
 
総額3億円、優勝5400万円の超高額賞金大会「アース・モンダミンカップ」最終日。吉田優利が会心のゴルフをみせ、笑顔でフィニッシュした。

吉田は今大会の初日、2オーバー・87位タイでスタート。70位タイまでの予選落ちも心配されたが、2日目に3つスコアを伸ばし、トータル1アンダー・46位タイまで順位を上げてクリア。3日目はさらに4つ伸ばしてトータル5アンダー・19位タイにジャンプアップ。そして最終日、1イーグル・5バーディ・1ボギーの6アンダーで回り、トータル11アンダー・4位タイで4日間を終えた。
 
「3日目の後半にいいプレーができて、最終日につながったかと思います」。インらスタートした3日目は、後半のアウトで5バーディ・ボギーなしの「31」。そのいい流れを最終日にもつなげた。
 
象徴的だったのはイーグルを奪った520ヤード8番パー5。決勝ラウンドのみ、賞金100万円がかかったホールだ。「残り240ヤードをスプーンで打って、奥のカラーに乗せて1パットで入れました。7メートルくらいの距離です」。ショットもパットもいい感触でラウンドができたという。
 
吉田は2週後の海外メジャー「全米女子オープン」(7月6~9日)と「AIG女子オープン」(全英、8月10~13日)の出場が決まっており、長く伸びた深いラフが選手たちを苦しめた今大会は、いい前哨戦になった様子。
 
「全米女子オープンが開催されるペブルビーチGLがどんなコースなのかわからないので、何とも言えませんが、調子を上げられたのは良かったです」
 
吉田はアマチュアだった2019年、「全米女子オープン」に初出場するも、トータル8オーバーの108位タイで予選落ちを喫した。そのときの悔しさを今回は晴らすことができるかに注目が集まるが、今大会のゴルフを見る限り期待が持てそうだ。米国に向けては、次週の「資生堂レディス」を戦い終えてから出発する予定だ。(文・河合昌浩)

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