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レギュラーツアーでの上位争いも自信に 19歳アマ・都玲華がプロテスト“3度目の正直”へ「1年間しっかり準備できた」

都玲華はレギュラーツアーの経験を生かし3度目のプロテストを戦っていく(撮影:福田文平)

<JLPGA 最終プロテスト 事前情報◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6419ヤード・パー72>

3度目の最終テストに挑む、19歳のアマチュア都玲華(みやこ・れいか)。「状態はまあまあ。1年間しっかりやってきましたし、一打一打大切に集中して挑みたいです」と、今年の集大成となる舞台で合格をつかみとる。

徳島県の生光学園高3年時に初めて受けた2021年の最終プロテストは腰の疲労骨折で棄権。そこからは4カ月もの間、コルセットで患部を固定し、クラブを握ることができなかった。昨年も最終まで進んだもののトータル11オーバーで不合格。悔しい2年間を過ごしてきた。

しかし今年は、「これまでと違って1年間しっかり準備できた。順位を気にせず、自分が設定したスコアを目指して集中したい」と自信を持って会場に入ることができている。その源になるのは、プロトーナメントで培った経験だ。

今季はここまでレギュラーツアー6試合、ステップ・アップ・ツアー2試合に出場。「フジサンケイレディス」でローアマ(36位タイ)を獲得したが、なかでも本人のなかで手ごたえが大きかったのが、7月に行われた「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」だ。3日目を終え、首位と5打差の4位タイにつけるなど“優勝”を意識した位置で戦うことができた。最終日は「77」と苦戦し16位タイという最終結果には悔し涙も流したが、「初めて(ツアーで)上位争いをして、緊張した場面で自分がどうなるかが勉強になった。あれは大きな経験になりました」と、今は得たものの多さを実感することができる。

“合格”へのポイントに『パー5でのバーディ奪取』を挙げる。そのために今年は100ヤード以内のショット精度を上げることに、しっかりと時間も割いてきた。「あとはドライバーが不安定だったので、その安定性にも取り組んできました」。あとはこれを実りの秋に収穫していきたい。

開幕前にはコースもしっかりとチェックすることができた。「グリーンもフェアウェイもアンジュレーションがある。傾斜の打ち方とか、あとはピンに対してどこに落とすか、そのマネジメントも重要になる」と、攻略法を頭に描き、過酷な4日間を戦っていく。(文・間宮輝憲)

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