16番でベストスコア賞500万円! 攻略のカギを選手に聞いてみた

ビッグボーナス500万円は誰の手に?(撮影:上山敬太)

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 初日◇2日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

スイスの時計ブランド『リシャール・ミル』の販売を行うリシャールミルジャパン株式会社が特別協賛を務める今大会では、16番ホールに特別賞がかけられている。2日間通算(初日は悪天候で中止)でのベストスコアを出したプロ1人に“500万円”。まさにドリームホールだ。

16番は390ヤードのパー4。ゆるい左ドッグレッグで、距離が特段に長いわけではないが、やや打ち上げ。セカンド地点からはおよそ10ヤード弱をプラスする必要がある。軽い砲台グリーンは面が見えない状態。奥から手前へのグリーン傾斜も強く、タテ距離を合わせることがポイントのひとつになりそうだ。

3週連続Vかかる山下美夢有は“500万円チャンス”に「意識していなかった(笑)」と笑いながらも、現在のパー4の平均スコアは『3.9396』でツアー1位。もっとも500万円に近い一人といえる。

ホールの印象は「距離もそこまで短くなくて、2打目はロングアイアン。ティショットも狭いし、難しい」。2打目は5番や6番アイアンになりそうだが、ピンが奥になればユーティリティに番手を上げる可能性も。「グリーンの傾斜が強い。打ってはいけないところを判断しておかないとアプローチも寄らないと思うので、マネジメントをしっかりしていきたい」と話した。

リシャール・ミル所属の青木瀬令奈は500万円ゲットに意欲。「少しセンターから外れると、逸れていってしまうようなグリーン。なかなかバーディが獲りづらいと思う」と手ごわさも感じながらも、ホステスプロとして意地をみせたいところ。

ヨネックスカントリークラブで行われた昨年大会で特別賞を獲得した岩井千怜も、同じく2打目をカギに挙げる。「打ち上げでグリーンの面が見えない。どこまで打ちこめるかですね」とアイアンショットの重要性を話す。ちなみに、木曜日のプロアマ大会では「バーディだったんですよ」とニッコリ。イメージは良さそうだ。

悪天候で初日が中止となり36ホールに短縮されたため、2日間ともにバーディが必須となりそうだ。ドリームホールの500万円は、一体誰の手に?(文・笠井あかり)

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