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「ドラマがあった」家族とともにケガを乗り越え4勝目をつかんだJ・ベガス

ケガを乗り越えツアー4勝目を挙げたジョナサン・ベガス(撮影:GettyImages)

<3Mオープン 最終日◇28日◇TPCツインシティーズ(米ミネソタ州)◇7431ヤード・パー71>

米国男子ツアーのミネソタ大会は、39歳のジョナサン・ベガス(ベネズエラ)がトータル17アンダーでツアー4勝目を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた佐渡充高氏が大会を振り返る。

最終日を単独首位で迎えたのは、ベガス。46歳のマット・クーチャー、29歳のツアールーキー、マックス・グレイザーマン、28歳のマーベリック・マクニーリー(いずれも米国)と優勝争いを繰り広げた。

そのなかで、グレイザーマンが8アンダーの「63」を叩き出して、一時は単独首位に浮上。しかし、ベガスが15番のバーディでグレイザーマンに追いつき、2打目で巨大なグリーンの左端をなんとか捉えた18番では、30メートルから1メートルに寄せる見事なパットを披露。バーディパットをしっかり沈め、勝利を決めた。18番のグリーン上では、妻と娘、息子が出迎え、歓喜の瞬間を家族とともにした。

ツアー3勝を挙げながら、近年は右肩、右ひじの故障の影響で低迷していたベガス。「本当にドラマがありましたね。ベガスは1年の間に3回も手術をした。そこから1年でカムバックするというのは、なかなかないこと。むしろカムバックできないで消えていく人も多い。ベガスは8月で40歳を迎えますけど、この優勝で自信がついたのではないかと思います」と、解説を務めた佐渡氏は称賛した。

この勝利で、ポイントランキングは149位から67位にジャンプアップ。レギュラーシーズン終了時点のランキング上位70人が出場ができるプレーオフシリーズ出場圏内に浮上した。レギュラーシーズンは8月8日(木)から行われる「ウィンダム選手権」が最終戦。残り1試合となった。「最終戦までどっち(プレーオフの出場可否)か分からないっていうのは、一番選手にとっては辛いんですよ。1つ前の試合である程度決めたいっていう思いは、当然あるのでね。この大会で上位にきた選手は、してやったりという気持ちがあるのでしょうね」と話した。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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