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耐え抜いてつかんだ初優勝 岩井明愛がツアー史上初の“双子V”「幸せな時間でした」

優勝スピーチで喜びを語る岩井明愛(撮影:米山聡明)

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6523ヤード・パー72>

耐えて、耐えて、耐え抜いてつかんだ初勝利だった。首位と1打差で出た20歳・岩井明愛(いわい・あきえ)が2バーディ・2ボギーの「72」で回り、トータル7アンダーで念願のツアー初優勝を果たした。

序盤は劣勢だった。6番でバーディを先行させたものの、続く7番から2連続ボギー。トップを走る申ジエ(韓国)との差は一時、3打にまで広がった。

潮目が変わったのは、後半出だしの2ホールだ。10番で岩井がバーディを奪うと、11番ではジエが痛恨のダブルボギー。一気に首位に立つと、その後は我慢強くスコアカード通りのパーを並べ続けた。終わってみれば首位と2打差以内に9人が入る混戦となったが、勝負どころでの粘り強さを見せた岩井に軍配が上がった。

優勝スピーチでは「ジエさんとルミさんと回れて幸せな時間でした。ゴルフファンのみなさまの応援はわたしたち選手に力をくれると実感した一週間でした。今後、2勝、3勝とできるようにもっと頑張ります」とさらなる活躍をギャラリーに誓った。

優勝を決めた18番グリーン脇では、双子の妹・千怜(ちさと)と涙のハグをかわした。千怜は明愛よりも一足先に2勝を挙げており、今回でツアー史上初の“双子V”達成となった。これからも切磋琢磨する岩井ツインズが、若手の代表格として躍動していく。

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