
台風15号接近の影響で初日が中止となり、2日間36ホールの短縮競技となった「ゴルフ5レディス」。練習日に川崎春花が面白い練習をしていたので本人に話を聞いた。
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ツアーの練習場では芝の上から打てるのだが、川崎の打席には打ちっぱなしでよく見る“ゴムティ”が置かれていた。一体どのように使っているのか?
川崎「実は先週くらいから取り入れた練習なんです。ゴムティを(自分から見て)ボールの右手前に置いておくことで、(クラブが)インから入り過ぎるのを防いでいます。
私は昔からインからクラブが下りるクセがあって、最近特に曲がり(フック)がきついなと感じたんです。そこで自分で考えて、この練習を思いつきました。
この練習をしていると(クラブを)ストレートに入れられるので、曲がり幅は収まります。ただ、今までと感覚が違うので、染み込むまでには時間がかかりそうですね」
ゴムティを使ったこの練習の成果はすぐに出ていたようだ。予選落ちとなった「NEC軽井沢72ゴルフ」、「CAT Ladies」ではともにパーオン率61%(22/36)だったが、前週の「ニトリレディス」では79%(57/72)といいスタッツを残している。あす開幕する「ゴルフ5レディス」でも、精度の高いアイアンショットでピンを攻める姿に期待したい。
■川崎春花
かわさき・はるか/2003年生まれ、京都府出身。22年のルーキーシーズンにメジャー初優勝を含む2勝をマーク。昨シーズンはキャリアハイとなる年間3勝を挙げてメルセデス・ランキング9位と躍進した。村田製作所所属。
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