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振り返ればジエがいる 全米女子で明暗、年間ポイントレース“超過熱”のワケ

女王・山下美夢有(左)に申ジエが急接近。そのワケは?(撮影:GettyImages)

ポイントレースの首位戦線に異状あり? 500ポイント(pt)差でメルセデス・ランキングのトップを突っ走っていた山下美夢有の背後に、申ジエ(韓国)が猛烈な勢いで迫っている。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のランキングでは、1位の山下が1792.45pt。2位のジエが1302ptとなっているが、これは最新の順位ではなく、正確ではない。実際は約70ptと僅差だ。一体どういうことなのか。その理由は2週前に行われた「全米女子オープン」にある。

メルセデス・ランキングは国内だけではなく、海外女子メジャーのptも加算される。国内メジャーが優勝400ptに対し、海外メジャーでは800ptもの大量点を獲得できる。つまり、海外女子メジャーでの成績は日本のそれと比較すると、“2倍”の価値があるということだ。

では、山下とジエが全米女子OPでどうだったかというと、クッキリと明暗が分かれた。予選落ちでポイントを獲得できなかった山下に対し、ジエは大健闘した。難関・ペブルビーチで2位タイに入り、420ptを加算。日本の年間ポイントランキングを、米国でジャンプアップさせるという離れ業をやってのけた。

圧倒的リードを一瞬で詰め寄られた山下は気が気でないはずだ。まだ海外メジャーは「アムンディ・エビアン選手権」(7月27~30日)、「AIG女子オープン」(8月10~13日)と2試合が残っており、ジエはともに出場資格を持っている。ここで再び同じようなことが起きれば、一気に逆転される可能性もある。

ただ、山下も同様にメジャー2試合へ出場予定。今季国内4勝と圧倒的な強さを誇る21歳が上位に入り、ジエに強烈なカウンターパンチをお見舞いすることだって十分に考えられる。

ランキング3位以下は変わらず大差がついており、現状は山下とジエのマッチレースといった様相。山下は2季連続の年間女王、ジエは悲願の米韓日3カ国クイーンの座がかかる。ヒートアップする女王争いの行方は、メジャーを終えた1カ月にどう変動しているのか。ふたりのつばぜり合いから目が離せない。

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