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連続ボギーからのイーグル 畑岡奈紗は華麗なカムバックも「グリーン上はゼロ点」

畑岡奈紗は会心イーグル披露も…。課題のパットに光明見えず。(撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 3日目◇3日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

朝から強い風が吹くコンディションのなか、畑岡奈紗は1番から1.5メートルのチャンスにつけた。だが、この絶好機を外して4番、5番で連続ボギー。暗雲が立ちこめたが、6番でカムバックを見せる。

この日は465ヤードに設定されたパー5。フェアウェイから残り194ヤードの2打目を4番アイアンで振り抜くと、ピン6メートルにつけた。これを沈めてイーグルとし、一気にスコアを取り戻した。

「セカンドはちょっと薄いあたりだったけどうまく手前に乗って、いい距離のパットが決まってくれた」。このイーグルのほかは3バーディ・3ボギーの「70」。2つ縮めてトータルイーブンパーの35位タイまで順位を上げた。

ショットについては納得の出来。ところが、悩まされているパッティングが思うように決まらない。「結構チャンスは作れた」としながら、グリーン上ではフラストレーションがたまる。

「ゼロ点ですね」とパッティングに最低評価を下して苦笑い。「外しているのが続くと気持ち悪さが残る」と、2~3メートルほどがカップに沈まない。ストロークもライン読みも改善が急務。そこをクリアすれば、浮上は見えてくるはずだ。

そんななかでもイーブンパーまで戻せたのは明るい材料。「あしたはビッグスコアを出して、一つでも上の順位で上がれるように」。次週はスキップし、1週間のオフで課題に取り組む予定だが、最終日の好スコアで課題への糸口をつかみたい。(文・高桑均)

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