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キーポイントは“距離感” 古江彩佳は好スタートに「うまく考えながらできた」

古江彩佳は引き続き好調。4アンダーの好スタートを決めた。(撮影:ALBA)

<LPGAドライブ選手権 初日◇23日◇スーパースティション・マウンテンGC(米アリゾナ州)◇6526ヤード・パー72>

土砂降りバーディ締めの3位タイで終えた前戦に続き、古江彩佳は好調だ。6バーディを奪う「68」で回り、4アンダー・暫定16位タイの滑り出しとなった。

チャーリー・ハル(イングランド)、セリーヌ・ビュティエ(フランス)との注目組に入った初日。3番でバーディを先行させると5番で5メートル、6番1メートル、7番3メートルと、ショットとパッティングがしっかりかみ合って3連続バーディを奪った。

だが、9番で「ライが悪かったりでうまくクラブ合わせができなかった」とボギーを喫して折り返し。「いったんリズムを崩してしまった」が、それでも後半に入っても12番、14番と獲り返して伸ばしていく。しかし、後半最終ホールにまたしても“落とし穴”。2オンも狙える最終18番は2打目をあえてアイアンでレイアップしたが、続く3打目を大きくショートして寄らず入らずのボギーフィニッシュ。「もったいない」と悔しさが残る終わり方となった。

8時のスタート時には冷え込んでいた気温は、日が出てくるにつれて徐々に暖かくなった。すると乾燥している山岳地帯ともあって飛距離は1番手ほど飛ぶようになり、昼頃には風も吹き始めた。そこに硬いグリーンも相まって、「フォローの風が吹くとオーバーして、グリーンオンができないことがあった」と距離感を合わせることが難しくなった。それでも「距離感が徐々に変わっていたなかで、うまく考えながらできたほうかな」と、状況に応じたマネジメントを展開した。

上位争いが見える位置ではあるが、今大会は今季初の予選カットがある試合でもある。まずは「慎重に行きたい」と意気込む。「自分に集中しながら頑張りたい。全体的に良かったので、それを続けられたらと思います」。自然体であす以降を見据えた。(文・笠井あかり)

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