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ピン直撃弾も実らず「ばい~ん」 小野祐夢はホステス大会2勝目逃す

18番グリーンで苦笑いを浮かべる小野祐夢(撮影:藤井孝太郎)

<カストロールレディース 最終日◇26日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6468ヤード・パー72>

ホステスVはならなかった。カストロール契約選手の小野祐夢は2020年に続く大会2勝目を狙ったが、「73」と振るわず。トータル6アンダー・12位タイに終わった。

首位と4打差でスタート。3番、6番でバーディを奪い、一時は首位と1打差にまで詰め寄った。だが、「9番でいいライから自分のミスでボギーにしてしまった」と落とし、後半ではノーバーディ・2ボギーと沈黙。優勝した山本景子とは5打差をつけられた。

「後半は優勝を考えませんでした。きょう打った分を取り戻したいなと思いながらプレーしていたけれど、厳しい展開でしたね」。最終18番パー4の2打目はピンに直撃するスーパーショットとなったが、バーディを奪えず。「もう少し近くに止まってくれたら良かったのに…。“ばい~ん”って跳ねましたね。あれはきょうを象徴するようなものでした」。苦笑いを浮かべるしかなかった。

それでも、2日目にビッグスコアを出せたことは自信につながる。初日は「71」でやや出遅れたが、2日目にボギーなしの「66」を叩き出して最終組入り。「5アンダー、6アンダーを出せることも多くなってきたので、最近はいいイメージを持つことができています。秋になるにつれてコースコンディションも難しくなってくるけれど、そのイメージを大事にしていきたいですね」。まだまだ続くツアー転戦を見据えている。

2020年大会でステップ・アップ・ツアー初優勝を飾り、それがBPカストロールとの縁になった。翌年に2勝目を飾ったが、そこから“勝利”の二文字をつかめていない。「優勝争いをいっぱいしていくうちにチャンスがあると思うので、それを目指して頑張りたいです」。ここから今季初優勝、そして明治安田ステップ・ランキング(賞金ランキング)での上位争いを目指していく。

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