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桑木志帆、今季2勝目を支えた“微変”「パターのロフトを4度に増やして転がるように」【勝者のギア】

今季2勝目を挙げた桑木志帆はパターにチョイ変(撮影:ALBA)

<ニトリレディス 最終日◇25日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6651ヤード・パー72>

最終日をトップタイでスタートした21歳・桑木志帆が4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。トータル12アンダーで「資生堂レディス」に続く今季2勝目を果たした。ショット面でのクラブは資生堂と変更はないが、グリーンスピードが遅くなったと感じたことから、パターのロフトを今週変更していた。

「パターを今週3度から4度に変えました。大東建託の週からグリーンが重くなってきて、思うように転がらなくなってきたので、ロフトをつけてスピン量を減らして前に転がるようにという策でやりました。打ち方は変えていないですが、ロフトで緩和してくれる感じです」。キャリーが伸びるのかの質問には、「前に転がってくれる感じです。上からつぶしてバックスピンが多くなるのを防ぐ感じです」と説明する。

実は資生堂で勝利した後、ショット面で不調に陥っていたそうだが、今大会のフェアウェイキープは49/56ホール(9位)、パーオンは58/72ホール(2位)とショットメーカー“らしさ”を発揮。

「ショットが自分の持ち味だと思っていたんですけど、資生堂レディスからあまりショットがよくなくて、2週間前、NEC軽井沢2日目の後半からショットのコツを徐々につかんで上がってきた感じ。すごい自信が今はあるけど、またそれが落ちてくるとも思うので、上手く調整しながらやりたいと思います」(同)

「難しい」とされてきた2勝目をすんなり手にした桑木。次の目標について「メジャーで優勝したいというのはありますけど、でも(最終戦の)リコーまでに3位以内にはいたいというのを今思いました」。メジャー勝利で3年シードを獲ってから「向こうのQTを受けたい」と今後の展望も話していた。

【桑木志帆の優勝ギア】
1W:ブリヂストンB-Limited B1 LS(9°ディアマナBB 53S 45インチ)
3W:ブリヂストンB1ST(14.5°ディアマナWB 53S 42.75インチ)
3,4U:ブリヂストンB2HT HY(19,22°LIN-Q EX HY 75S)
5I~PW:ブリヂストンTOUR B X-CB 2016(N.S.PRO 850GH S)
48,52,58°:ブリヂストンBRM2(N.S.PRO 850GH S)
PT:PING PLD MILLED ANSER 2
BALL:ブリヂストンTOUR B X(イエロー)

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