またしても17番で倒木 2014年には歴史的な木が伐採され話題に

根っこから倒れた大木(撮影:GettyImages)

<マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>

大会2日目は、悪天候により2度の中断。そのままサスペンデッドとなり第2ラウンドは翌日に持ち越しとなった。2回目の中断時には突風がコースを襲った。その影響かは定かではないが、17番横にある巨木が3本倒れるハプニングが起きた。

幸いにもプレー中の選手はおらず、ギャラリーもとっさに逃げてケガ人はいなかったとのことだが、17番は何かと木にまつわる話が多い。

9年前の2014年。大会を2カ月後に控えるオーガスタは大雪に見舞われた。その影響で、17番のフェアウェイ左サイド、ティから210ヤード地点にあった名物の木が損傷を受け、伐採に至ってしまった。

この木は、オーガスタのメンバーでもあった故ドワイト・アイゼンハワー元大統領(在任期間1953~61年)が何度もラウンド中に当ててしまい、委員会に「切ってしまえ」と進言するも却下された経緯から『アイゼンハワーツリー」と呼ばれるようになったという逸話がある。

オーガスタでも特に有名だった木が伐採されたことは、当時、大きなニュースとなった。そして今回は雪ではなく風のために倒木? 魔女が潜むアーメン・コーナーといい17番といい、オーガスタのバックナインはやはり、何かが起きるのかもしれない。

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