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福田真未が地元の苦手コースで「奇跡」の『66』 「見てる人も私もビックリ(笑)」

福田真未が苦手・和白で好発進。地元・福岡で5年ぶりVなるか。(撮影:福田文平)

<RKB×三井松島レディス 初日◇12日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6299ヤード・パー72>

何百回ラウンドしても苦手-。自宅から車で30分の地元コースで、福岡県出身の福田真未が、6アンダー・2位タイと好発進した。「奇跡です(笑)」。クラブハウスでは、そんな言葉も聞こえてくる。

福田が和白で初めてプレーしたのは中学校3年の時。その回数は「数えきれない」ほどだという。特徴も知り尽くしているはずだが、決して“ホームコース”という感覚はなく、むしろ「苦手」。この日の「66」も、「私の記憶では…和白でのベストスコアです」というほどだ。

和白が会場になったこの大会も、プロ入り後は前身を含め2012年から出場を続けるも、17年まで予選通過はなし。以降も18年が42位、19年が44位で21年は予選落ちと、目立つ結果は残せなかった。ようやく昨年11位と納得のいく3日間を過ごしたが、ここまでのコース平均ストロークは「74.3」と“オーバーパー”。ようやく初めて60台を出したのが昨年第2ラウンドの「68」で、これが公式戦での和白ベストだった。

激しいアップダウンが続き、砲台グリーンも多いコースでは「そこまで球が上がる方ではなく、砲台に苦手意識がある。そのうえグリーンも普段から硬いから、止められるイメージが出ないところがけっこうある」というのが根底にある。しかし、この初日は、手前から攻めることに集中。「難しい2番でバーディが来てから、すごく流れもよくなった。その後も3メートルくらいのバーディパットが2回くらい続いたけど、最近パッティングもよくなっていたので自信を持って打てました」と、みるみるスコアを伸ばしていった。

この好ラウンドには、今年から開始した取り組みも功を奏した。春先に「短いのが入らなくて、出球がそろわず怖くなっていた」というほどのパッティング不振に陥ったため、先輩プロに聞きパッティング専門の先生のもとを訪れたことがきっかけだ。これまで我流で取り組んできたパットで「シンプルにいうと軸をぶらさない」など初めて指導を受けた。そして「イメージが変わりました」と視界が開けたと話す。初日のパット数「23」という数字も光っている。

地元トーナメントには多くの応援も駆けつけた。「見てる人もビックリしてるんじゃないかと思います(笑)。私もビックリしてますし」と、和白でいい姿を見せることができたのも気分がいい。「得意になった…なりたいです」と、まだ“完全攻略”したという感覚はないが、すでにトップ10入り3度と順調に進むシード復帰のシーズンで、さらに自信を深める一日にもなったはずだ。5年ぶりの優勝は「まだ気が早いです」と笑うが、それでも「明日も食らいついていけるように頑張ります」と3日間を終えた時に最高の“奇跡”が訪れていることを信じたい。(文・間宮輝憲)

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