
タイトリスト『プロV1・プロV1x』が国内男子開幕戦の使用率【64%】で定位置のNo.1に!スイッチ勢にも理由を聞いた
アクシネットジャパンインクから、国内男子ツアーの使用率情報が届いた。「タイトリストは、JGTOツアーの開幕戦『東建ホームメイトカップ』でゴルフボール使用率No.1を獲得しました。PGAツアーをはじめ世界中のツアーで圧倒的な信頼を寄せられているタイトリスト ゴルフボール。支持の高さは国内男子ツアーでも揺るがず、最も多くのプレーヤーが勝つために『プロV1・プロV1x』のトータルパフォーマンスを信頼しました」と、同社広報。
出場132人中84人が「タイトリスト」で使用率は【64%】、モデルの内訳は『プロV1』が29人、『プロV1x』が52人、『プロV1xレフトダッシュ』は3人だった。「なぜタイトリストにしたのか?」スイッチ勢の本音も聞いてみた。まずは今オフに他社から『2025プロV1x』に替えて開幕戦から好調の長野泰雅の考えだ。
「プロV1xに替えた理由は、先にクラブ(ドライバー)をテスト開始していて、クラブとボールのセットで好印象を持ったことがきっかけ。秋以降からオフにじっくり試して、独特の打感の良さが気に入りました。ロングゲームからショートゲームまで全て打感がいいことと、弾道の安定感、特に球の落ち際で左右にブレる(よれる)度合いがすごく少ないのが気に入っています。ボールに求めるのは、打感と方向性、弾道の安定感ですね。今季はこのボールで初優勝を目指して頑張りたいなと」(長野)
また、『プロV1』の方に他社から替えていたのが、クラブはPING契約の大岩龍一。長野と同様に自身の感じる打感を決め手に、待望の初優勝を狙ってボール変更した模様。
「プロV1に替えた最も重量な理由は、打感にすぐに馴染めたこと。全てのショットでの距離のコントロール性能、スピン性能が安定していて、バラつきが少ないと思ったことですね。2023年モデルの『プロV1』は少し球離れが速くて右に滑る感があったけど、最新モデルではそれが無くて、スピンコントロールがしやすいなと。ボールに求めることは、打感やスピン性能だけじゃなく、自分のイメージする弾道の高さが雨や風に関係なく出せるかですね」(大岩)
同時に調べていたスリクソン勢は新作への切り替わりに際して、稲森佑貴を中心にモデル変更する選手が目についたが、タイトリスト勢はそれより契約外や新しく使用する選手の方が目立っていた。そんな中、勝俣陵は今後『プロV1』に替える可能性も「なくはない」とか。
「正直、打感と飛び方は『プロV1』の方が好きですけど、スピン量と高さは『V1x』の方が好きです。総合的に見て長年『V1x』を使ってきたのでそのままXです。ショートゲームなどは『プロV1』ももちろん良いですけど。僕的には(V1は)少し低めの中弾道になってスピンも少し抑えられる。クラブの性能も徐々に変わってきているので『プロV1』になる可能性もなくはないです」(勝俣)
また、『プロV1』を選ぶ金子駆大も「ミスしても滑らないしスピンが効くしアプローチでとてもいい感じ」と、大槻智春と同様にショートゲーム重視でボール選びをしていた。
「アプローチを打った時『V1x』の方が少し球離れが速いイメージがあって(ボールの選び方は)ショートゲーム、アプローチとパターで選ぶことの方が多いです。飛距離とか、アイアンショットの弾道などよりは。(プロV1は)アプローチした時にすごく食いついてくれる感じがあるので、難しい場面でも球がしっかり止まってくれる。振り抜けてスピンがかかってくれるのはある。止まるという、安心感だと思います」(大槻)
ちなみに、BS勢はというと、硬い方の『TOUR B X』が8名(宇喜多飛翔、木下稜介、清水大成、砂川公佑、比嘉一貴、平本世中、堀川未来夢、宮里優作)で、ソフトな方の『TOUR B XS』は3名(近藤智弘、嘉数光倫、永野竜太郎)だった。スリクソン勢を含めた、ハードorソフトのツアー球の選ばれ方は下記のようになり、国内男子プロに最も人気なのは圧倒的な大差で『プロV1x』だった。
【タイトリスト】
『プロV1x』―――52人
『プロV1』―――29人
『プロV1xレフトダッシュ』――3人
【スリクソン】
『Z-STAR XV』――10人
『Z-STAR♦』――6人
『Z-STAR』―――1人
【ブリヂストン】
『TOUR B X』――8人
『TOUR B XS』――3人
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