アイアンの“ダフリ”は手首が使えていないだけ 左手を押し込んで「タテコック」しよう
アイアンで最も避けたいミスがダフリとトップ。「どちらも原因はあおり打ちです」と中西直人は指摘する。そして、「ダフる人のほとんどはコッキングができていません」とも。ラウンド前の準備として「タテコック」を覚えよう。
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アイアンのダフリとトップは同じミスなんです。結局、あおり打ちでクラブが下から寝て入ってくるので、先に地面に当たればダフリ、そのままアッパーに打つとトップになります。原因は単純で、手首のタテのコックができていないからです。
みんな体の動きばかりフォーカスしていますけど、コックはすごく大事。テークバックでヘッドをインに引き過ぎて、グローブのロゴが見えちゃう人はコックができていません。右足前までは真っすぐクラブを引き、そこから左腕を押し込むようにしてコッキング。右手はキープです。しっかりコックを入れることで、ダウンスイングではクラブが寝にくくなります。
右手と左手を離して握るスプリットハンドで練習すると、右手をキープしたまま左手を押し込む役割を分けて覚えやすい。そのとき、右利きは右手を使いがちなので、右ヒジが体の正面から外れないように注意してください。
■中西直人
なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。
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●どんなに体の動きが良くても、ボール位置が間違っていると真っすぐ飛ばない。関連記事の【片山晋呉が考える“飛んで曲がらない”ドライバーのボール位置は「自分から見てトゥ寄り」】をチェックしよう。
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