「いままでにないくらい」の祝福に笑顔 ルーキー神谷そらは2週連続Vへ「流れはいい」
<パナソニックオープンレディース 事前情報◇27日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6656ヤード・パー72>
昨年の最終プロテストでトップ合格を果たし、出場8試合目ながらツアー初優勝を遂げた20歳ルーキーの神谷そら。うれしいルーキーVから4日が経ち、開幕前日のきょうはプロアマ大会に参加。「いろんな方からメッセージをいただけてうれしかったです。いままでにないくらい連絡をいただきました」とスマホに届いた祝福メッセージを思い出しながら、「実感はない(笑)」という初優勝の余韻に浸る。
勝利の瞬間は、母・あゆさんが見守った。その後、父、妹たちと会うことはまだできていないが、「電話で『おめでとう』と言ってもらいました」と、家族みんなで勝利を分かち合った。そして今週の会場では“先輩”たちからの祝福も。「(ツアーの)先輩方やキャディさんにおめでとうと言っていただけた。みなさんに声をかけていただけたことがうれしかったです」と、プロ1年目のルーキーは喜びをかみしめる。
開幕から予選落ちが続いていた。パー5で果敢に2オンを狙ったり、ピンをデッドに狙っていく“攻め”のゴルフが出来ていなかったが、3週間ほど前からそのマイスタイルを取り戻した。そして得た“優勝”。「結果ばかりにこだわって攻めのゴルフができていなかったなかで、少しずつ自分のゴルフができて、結果が出た。流れがあるのかな」。調子は「正直あまり良くないと思う」と話す一方、「流れはいいので。その流れを切らさないように、先週同様楽しく回れたらと思います」。難攻不落の川奈を攻略できたことは、確かな自信につながっている。
初優勝からの2週連続Vがかかる今大会は、初日は昨年覇者の西郷真央、昨年史上3人目となる初優勝→2週連続Vを遂げた岩井千怜との注目組となった。「初めてなので、上手なお二方と回れるので楽しみです」と胸を高鳴らせながらも、周りから注目を浴びることは「あまり得意じゃないかもしれない(笑)」。まだあどけなさが残るルーキーは、さらに気を引き締め直して、大会に臨む。
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