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LIVゴルフで“クビ”の噂もあったマシュー・ウルフ 全米オープン最終予選会からも途中棄権

独特なスイングでデビュー当時から話題となったマシュー・ウルフ(撮影:GettyImages)

フロリダ州ボイントンビーチのパインツリーGCで開催された36ホールの「全米オープン」最終予選会で、マシュー・ウルフ(米国)が途中棄権した。同会場では3枠を巡り51選手が出場。地元紙のザ・パームビーチポストによると、ウルフは第2ラウンドの9番ホールでティショットを池に打ち込んだところでプレーをやめてコースとあとにしたという。

現在はLIVゴルフでプレーするウルフだが、実は「LIVゴルフ第7戦 at DC」(5月26~28日)でも第2ラウンドを終えたところで大会から棄権。ウルフが抜けたことでブルックス・ケプカ(米国)がキャプテンを務めるチーム、『スマッシュGC』は3人で戦うことを余儀なくされ、同大会は12位の最下位で終えている。
 
ウルフは2年目のLIVゴルフで、最初の3試合は10位T、7位T、16位Tと好スタートを切ったが、この2カ月は48名中44位、41位、34位と低迷が続いている。ワシントンD.C.大会では「73」、「78」のスコアのあと棄権、今季のここまでの獲得賞金は282万1667ドル(約3億9400万円)となっている。
 
一時はチームメンバーのHPからウルフの名前が消えたことから「LIVゴルフからクビになった」という噂も上がっているが、現在はウルフの名前は掲載されている。LIVゴルフはこれに関してはノーコメントで真相は不明だが、6月30日~7月2日にスペインのバルデラマで開催されるLIVゴルフ第8戦にウルフが参戦するのかが注目される。
 
オクラホマ大出身のウルフは大学2年だった19年にプロ転向し、3戦目の「3Mオープン」で米PGAツアー初勝利。翌年には「全米プロゴルフ選手権」で4位、9月開催の「全米オープン」で2位と活躍したが、その後、メンタルヘルスで苦しんでいることを公表した。22年からはLIVゴルフで戦っている。(文・武川玲子=米国在住)

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