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マスターズ王者ジョン・ラームの完璧パット集 これを見ればロングパットが入るようになるかも!? 

「マスターズ」でウィニングパットを沈めるジョン・ラーム(撮影:GettyImages)

今シーズン、「マスターズ」を含む4つの大会で優勝し、男子ゴルフ世界ランキング1位に君臨するジョン・ラーム(スペイン)。ディフェンディングチャンピオンとして挑む「メキシコオープンatビダンタ」の開幕を前に、米国男子ツアー公式インスタグラムで、ラームの過去のロングパット集が公開された。

ラームといえば、身長188センチの大型選手として知られるが、体格に比してスイングは超コンパクト。正確なショットが持ち味のプレーヤーだ。しかし、彼がこれだけ勝てている理由はそれだけではない。投稿で紹介されているような勝負強いパッティングもラームの武器の一つ。動画には長い距離かつ難しいラインであっても、カップにボールを沈める姿が映し出されている。

最初の動画は2020年の米国男子ツアー「BMW選手権」、ダスティン・ジョンソン(米国)とのプレーオフを制したときのものだ。両者ともに距離の残るバーディパット。誰しもがプレーオフ2ホール目に突入すると思ったことだろう。しかし、ラームは20メートルほどあるパットを沈め、渾身のガッツポーズを見せたのだった。

この他にも、米国男子ツアー初優勝を飾った17年の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」や、23年の「WMフェニックス・オープン」の名物ホール、大観衆に囲まれる16番でのバーディ奪取などの瞬間が収められている。

パット・イズ・マネー。プロの世界では、いかにバーディパットを沈めるかが勝敗を分ける。何かを持っている選手というのは、短い距離はもちろんのこと、どんなに距離があっても、どんなに難しいラインであってもねじ込み、自分の流れを作れるものだ。

ラームは今シーズン11試合に出場し、パーオン率73.12%で3位ながらも、平均バーディ数は5.080で1位(4月27日時点)。大切な場面でバーディを奪っていることが数字からも分かる。ディフェンディングチャンピオンとして挑む「メキシコオープンatビダンタ」でも、ラームの勝負強いパッティングに期待したい。

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