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原英莉花のお菓子を食べる姿がアクセストップだった北海道meijiカップ ベテランと若手の大接戦となった優勝争いは?【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

昨シーズンは調子が上がりきらなかったが、23年シーズンの復活に期待したい(撮影:米山聡明)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「北海道meijiカップ」(8月5日~7日、北海道・札幌国際CC 島松C)で閲覧数が最も多かった写真は、原英莉花がお菓子を口にしながらあどけない表情でカメラに視線を送る姿だった。

「いいイメージを持って上位争い出来るように頑張りたいと思います」と、試合前に語っていた原。初日は1アンダーとしたものの、2日目に9オーバーの大叩き。通算8オーバーで予選落ちとなってしまった。昨シーズンは調子が上がりきらなかった彼女だが、23年シーズンの復活に期待したい。

同大会では、3年ぶりの優勝を目指すベテランのイ・ミニョン(韓国)と、「プロ最年少優勝」にツアー2試合目での「最速優勝」がかかるルーキーの櫻井心那が最終ホールまでもつれ込む接戦を演じた。

17年から日本ツアーに参戦し、毎年優勝を積み重ねていたものの、19年9月から優勝のなかったミニョン。この試合では櫻井のひとつ前の組でプレーしていた。横峯さくらと並んで通算8アンダーで迎えた最終18番。バーディを獲った彼女はクラブハウスリーダーとして最終組の結果を待った。

21年11月のプロテストに合格したルーキーの櫻井は、QTランキング177位。ステップ・アップ・ツアーが主戦場の選手で、同大会には主催者推薦で出場となっていた。2日目に3位タイに浮上し、レギュラーツアー2戦目ながら最終日は最終組でプレーしていた。

最終日、2番ホールでダブルボギーを打った櫻井だったが、そこで「ひと安心というか、緊張がなくなりました」と3番から17番までで6つのバーディを奪い、ミニョンにあと1打で追いつく状況で最終ホールを迎えた。しかし、決めればプレーオフとなるバーディパットがカップのわずか左に外れてしまう。この瞬間、ミニョンの3年ぶりの優勝が決まった。

ミニョンは3年ぶりの優勝に対して「本当に嬉しいです。信じられないです」と喜びながら「メジャー優勝がまだないので、メジャー優勝欲しいです」と野望を語った。

一方、優勝を逃した櫻井は、「この位置でプレーできたことは、運もあると思いますが、少しは力がついてきたのかもしれません」と自信をのぞかせた。

ミニョンはメルセデスランキング20位で23年シーズンのシード権を獲得。櫻井も主戦場のステップ・アップ・ツアーで5勝を挙げ、23年前半戦出場権を獲得している。彼女らの熾烈な優勝争いがまた見られるかもしれないと心躍るシーズンは、いよいよ3月2日に開幕する。非常に楽しみだ。

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