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“山下美夢有時代”を印象づける連覇&史上8人目の2季連続年間女王 「一言…すごいうれしい気持ち」

山下美夢有(左)が連覇で2年連続の年間女王に輝いた(撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

序盤は3番、そして5番と立て続けにボギー。一時は高橋彩華にトップの座を奪われる時間もあったが、8番からの4バーディで見事にかわした。トータル10アンダーで山下美夢有が大会連覇。最後は2位に3打差をつける快勝だった。

「きょうはなかなか前半、思うようなゴルフができなかった。(ラウンド中に)ショットのリズムが分かってきてから立て直して、後半バーディが獲れました」。最後のウイニングパットを流し込むと、ガッツポーズなどもせず笑顔でキャディと握手を交わす。その松村卓キャディはグリーンを降りると、うれしさから膝を折って男泣きしたが、本人は“貫禄の笑顔”を最後まで貫いた。

そしてこの結果、樋口久子、イ・ボミ(韓国)らに続く史上8人目の2年連続年間女王の座についた。平均ストロークも、ツアー史上初めてとなる2年連続60台を達成。さらに今季獲得賞金も昨年に続き2億円の大台を突破(約2億1355万円)と、“山下時代”をさらに印象づけるような1年になった。

連覇そして女王防衛直後の感想は、「一言で、すごいうれしい気持ちです」。今季5勝目(通算11勝目)は、最後少しだけ苦しむ時間も過ごしたが、普段と変わらずに目の前のプレーに集中することで乗り越えた。ここから見据えるのは“3連覇”。「来年すぐに開幕するので、しっかりいい準備をしてまた頑張りたい」。黄金期を謳歌(おうか)する暇もなく、ここからの戦いに向かっていく。

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