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『全国行ったところマップ』を作るのが楽しみ 東北高出身の21歳・鶴瀬華月が学びたい「スキのないゴルフ」【注目ルーキーチェック】

鶴瀬華月が沖縄で初戦を迎える(撮影:GettyImages)

今年の国内女子ツアーにも、フレッシュな面々が出場する。昨年11月に行われたプロテスト合格者20人がルーキーイヤーを迎えるが、そのなかにはテスト直後に行われたQTを勝ち抜き、いきなりレギュラーツアーを主戦場にする選手も。そこで今季前半戦で多くの試合に出場できそうな“金の卵”たちを紹介。

目標とする選手は宮里藍。神奈川県出身ながら、父親の仕事の関係で小学生時代に宮城県へ移り、その憧れの人と同じ東北高出身で腕を磨いたルーキーが鶴瀬華月だ。昨年3度目の最終プロテスト受験で合格を果たすと、QTも13位で突破。今年の前半戦出場権を手中におさめた。

2017年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は36位タイでベストアマを獲得。優勝した畑岡奈紗と並んで写真撮影するなど、その実力は確か。ここからは、やはり父親が仕事で単身赴任していた千葉県を拠点に、プロ生活を送ることになる。

「シーズン通して上位で戦えるように。シード権を取って、優勝できたら」というのが今年の目標。一緒にプレーしたい選手には、「私はショートゲームが苦手なので、それを見たり、スキがないゴルフを勉強したい」と申ジエ(韓国)の名を挙げる。

そんな21歳は、「沖縄に行きたかったので楽しみ」とシーズン開幕戦になる「ダイキンオーキッドレディス」でのプレーを目標にプロテスト、そしてQTを戦ってきた。「私も家族もあまり行ったことがなくて。景色とか雰囲気が好きなんです」。また母親とは、『全国行ったところマップ』の製作の話もしているという。もちろん慣れない生活や連戦続きで大変な経験もたくさんするとは思うが、「ツアーが楽しみなんです」という大きな原動力もある。しっかりと成績を残し、これからたくさんの“家族孝行”をしていきたい。

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