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イ・ボミの“ラストシーズン”も開幕 初日は44位発進「すごく緊張した」

イ・ボミのラストシーズン初日は少し悔しい結果に(撮影:福田文平)

<ダイキンオーキッドレディス 初日◇2日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

今季限りで日本ツアーから引退することを表明したイ・ボミ(韓国)。その“ラストシーズン”が幕を開けた。朝から強い風が吹くコースで1、2番では連続ボギーを喫するなど3バーディ・5ボギーの2オーバー・44位タイと苦しい初日に。それでも「うまく調整しながら最後まで、『また明日頑張りたいな』と思って終わりました」と前を向いた。

特別な思いを胸に抱きながらコースを歩いた。それはファンへの思いが強いボミが「ギャラリーの方から何か声をかけてもらったけど、緊張しすぎて思い出せない」というほど。この日の同伴競技者のひとりは、6アンダーで単独首位発進を決めた渡邉彩香。「素晴らしいプレーを見て、いい一日でした。皆さんにすごく応援していただいて、すごく緊張して、うまくいかなくて、どうやれば気楽に楽しく回れるかを考えていました」と、いろいろな感情が入り混じる18ホールになった。

「悪いことしか頭に残ってない」というプレー内容だったが、「ティショットが難しかったけど、ちゃんとフェアウェイをキープしてバーディを獲れて、きょう一番うれしかった」という15番パー4など、納得いくショットも出て一安心。2日目からは、その数を増やしていきたい。

「好きな大会で、もっとうまくプレーしたかったけどできなかった」と、ここからネジを巻きなおす。「好きな大会で、好きな沖縄。4日間プレーしたいので、明日しっかりやって予選を通りたい。最後なので予選落ちしたくない」。これまで日本で通算21勝を挙げているが、この大会での勝利はない。そのプレー姿を、一人でも多くの沖縄のファンの目に焼き付けられるよう最後まで戦うことを心に誓う。

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