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山火事による強烈な大気汚染でコース霞む 選手に注意喚起、3年前には中止も

写真でもモヤがかっているのが分かるほど、会場の空気は淀んでいる(撮影:ALBA)

<ショップライトLPGAクラシック 事前情報◇7日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>

カナダ南東部のケベック州で起きている大規模な森林火災が、今週の米国女子ツアーの大会にも影響を及ぼすかもしれない。

山火事の煙により米東部と中部の空気がよどむ。ケベック州に隣接するニューヨーク州では、学校の体育活動がストップするなど、健康上の不安も高まっている。

民間の調査によれば、ニューヨーク州の最南部にあるマンハッタン島は、大気汚染指数が世界ワースト5に入っているという。先週はそのマンハッタン島の対岸で試合が行われたが、今週はそこから約200キロ南。それでも、もやがかかったような状態で、咳き込む選手も出てきている。

そんな状況を受け、ツアーは現地時間7日に選手宛に注意喚起のメッセージを送付。水曜日、木曜日とプロアマが行われ、3日間で行われる今大会だが、これ以上悪化すれば日程にも影響が出てくる可能性もある。

2020年9月にはオレゴン州で行われた「ポートランド・クラシック」が山火事による大気汚染で初日が中止になった例もある。これ以上被害が広がらないことを祈るばかりだ。(文・高桑均)

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