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中島啓太が考える“和合”攻略法「バンカーを避けてパーオン率にこだわりたい」

中島啓太が伝統の一戦へ(撮影:佐々木啓)

<中日クラウンズ 事前情報◇26日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
1960年に第一回大会が行われ、今年63回目を迎える歴史ある「中日クラウンズ」があす27日(木)に開幕する。アマチュアとして出場した昨年大会では、トータル8アンダーで7位タイに入っている中島啓太が、名古屋ゴルフ倶楽部和合コース攻略法について話した。

初めて出場した21年大会ではトータル12オーバーで予選落ちを喫した。そして、昨年は3番ウッドを抜いて操作性のいいヘッド体積307ccのテーラーメイド『300ミニドライバー』を投入してトップ10に入った。「あのとき(昨年)はティショットに不安があったので。今年はドライバーへの信頼もすごく厚いし、ティショットのストレスも減っている」と、ミニドライバーはバッグに入れずに臨む。
 
和合は300ヤード台のパー4が8つあり、全長6557ヤードと距離が短い。「ドライバーを使うと想定しているのは、5番と14番と18番くらい」と中島がドライバーを振るホールは3つしかない。
 
しかし、グリーンは小さく傾斜があるうえに砲台となっており、グリーン周りは難しい。「ハイスコアになると思いますけど、このコースはバンカーとか、ちょっとしたことでダブルボギーになる」と警戒する。そのうえで「過去のこの大会のスタッツを見たら、パーオン率の高い選手が多く勝っているので、バンカーを避けながらパーオン率にこだわって今週はやりたい」と話す。昨年優勝した稲森佑貴は、飛距離ではなく正確性が持ち味。フェアウェイキープ率は75%で1位、パーオン率も75%で7位だった。
 
プロとして初めて出場する伝統の中日クラウンズでも「気持ちは変わらないですし、優勝目指して頑張りたいです」と頂点を目指す。今季は開幕から8位タイ、9位と好調で、前週の欧州ツアーとの共催試合では最終日に「65」を出して41位タイから12位タイに順位を上げており「ショットの調子は悪くない」と腕をまくる。

2週前の「関西オープン」では同い年の蝉川泰果がプロ初優勝。一歩先を行ったライバルに、早く並びたいところだ。

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