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PGAツアーでもレア!? ルーク・リストが『ファストバック』のセンターシャフトで勝利

先週のPGAツアー「サンダーソンファームズ選手権」は、5人ものプレーオフの末、ルーク・リスト(米国)がPGAツアー2勝目を挙げた。プレーオフに出場した5人のうち、なんと4人がスコッティ・キャメロンのパターを使用しており、中でも勝利したリストの赤いパターは一際目を引くモノで、気になった人も多いだろう。

それが、赤いアルミプレートに「サークルT」が入る奇抜なキャメロンパターだ。ソールの『FB+』とは『ファストバック』の略で、市販品にはないセンターシャフトのツアープロトタイプとなる。米国スコッティ・キャメロンでは、世界中のツアー勝利数をカウントしているが、2015年移行で勝利パターのモデル名も公開している

その中でもPGAツアーの『ファストバック』の勝利は、2015年「サンダーソンファームズ選手権」で勝ったピーター・マルナティ(Select Fastback 1.5)、2020年「ソニーオープン・イン・ハワイ」を制したキャメロン・スミス(Teryllium T22 Fastback 1.5)以来で、『Fastback』のセンターシャフトの勝者は珍しい。

リストの『Fastback Center Shaft Tour Prototype』は赤いソールが目を引くが、このデザインの市販版『ファストバック』は2014年の『セレクト』シリーズまで遡る。その後『ファントムX』のマレット型が増え、直近の『スーパーセレクト』でもツアーで人気の『GOLO6/6.5』が復帰するなどマレットの選択肢が増えた昨今は『ファストバック』の勝者が少ないのも頷けるところ。リストは自身のパットについて同社にこうコメントしていた。
 
「(プレーオフの)あの瞬間は本当に心地よかったし、グリーンに乗ったらうまく転がせたし、パーオンした最後の3ホールは本当にいいパットが入った。それが入ったのは素晴らしかったよ。この1週間、ボクのスピードは本当に良かった。多分3パットが1回か2回あったと思うけど、本当にいいスピードだった。ただ、自分のスポットにダイヤルを合わせただけ。あのスポットに転がすことだけを考えたら、下り坂になった。グリーンは完璧で、右から左へ曲がって入った」(リスト)

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