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ウェッジのフルショットで左に引っかけていませんか? 練習では目標の少し右に飛ばそう

目標よりも右に打ち出すインサイド・アウト軌道の方がフェースにボールが乗る(撮影:近澤幸司)

ウェッジはつかまりやすいクラブ。それだけに、少しオープンに構えてアウトサイド・インのカット軌道で打つゴルファーは多い。結果、左に引っかけたり、フェースにボールが乗らず大きくショートすることも。吉田鈴や臼井蘭世のコーチを務め、レギュラーツアー通算7勝を挙げている今野康晴は「球をつかまえることが大前提」と語る。

ウェッジは目標に向かって真っすぐ振り抜くのが理想。でもほとんどの人はカット軌道なので、つかまると大きく左に引っかけることがあるんです。そういう人は意識的にインサイド・アウトに打つことで、軌道が真っすぐに近づいていきます。

前提として球をつかまえないとフルショットで距離が出せません。逃がして打つのはロブショットのときくらい。だから方向性を出す練習では、目標よりも少し右に出してドローを打ちましょう。

カット軌道を直すには、ダウンスイングの入り口が大事になってきます。腕だけでインから下ろそうとすると、インパクトで詰まってしまうので、切り返しでは先に腰を左にスライド。クラブを下ろすスペースを作ってからダウンスイングに入ることで、インから下
ろしていけるのです。

練習ではトップで止まってから腰をスライドさせると、体を動かす順番を覚えやすくなります。

■今野康晴
いまの・やすはる/1973年生まれ、岐阜県出身。ツアー通算7勝のショットメーカー。2005年には2勝を挙げて獲得賞金1億円を突破、賞金ランキング2位に入った。現在は国内シニアツアーでプレーしながら、吉田鈴や臼井蘭世のコーチを務めている。京葉カントリー倶楽部所属。

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ドライバーがナイスショットしたときに限って、次のウェッジでダフったりトップしたりしていませんか? 関連記事【一番長くて軽いドライバーと短くて重いウェッジ、フルショットが同じでいいわけない!?】を読んで、ウェッジのフルショットの基本を頭に入れておこう。

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