• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • ハマの大魔神・佐々木主浩氏が“YouTuber”堀川未来夢に教わった究極のプラス思考

ハマの大魔神・佐々木主浩氏が“YouTuber”堀川未来夢に教わった究極のプラス思考

堀川未来夢(右)からのアドバイスが勉強になったという佐々木主浩氏(撮影:山代厚男)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 初日◇18日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)、西コース(6544ヤード・パー70)>

昨年に引き続き、息子の彰吾氏とのコンビで予選会を勝ち抜きダブルス戦に参戦した“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏。昨年は7オーバー・27位に終わったが、今年も最終ホールのティショットが木の後ろにつくトラブルからトリプルボギーを叩き、7オーバー・26位に終わった。それでも晴天のなかでの親子のラウンドに「面白かったです」と大きな笑顔を浮かべる。

今年はツアー4勝の堀川未来夢とガン・チャルングン(タイ)と同組。堀川とはプライベートで食事にも行ったことがある仲で、ラウンド中は「YouTubeと一緒の球でした(笑)」と、そのプレーを見ていた。YouTuberの顔を持つ堀川のチャンネルはチェックしている様子。きょうはそんな堀川からのアドバイスが「勉強になりました」という。

「グリーン周りでアプローチしたときに『このライはダフりそうだな』と言ったら、本当にダフったんですよ。そうしたら未来夢くんが『ダフるということはイメージでどおりに打てているからいいんですよ』と。また、このホールで右に行きそうだなと思って右に行ったら、『思いどおりの球が打てていると思ったほうがいいですよ』とも。プラス思考の考え方を習いました。ゴルフって精神的なものが一番あるので、そういう考え方もあるんだなって」

普通はこのミスが出たら嫌だなと思って、本当にそのミスがでると、あとにも引きずってしまうもの。それを「思いどおりに打てている」とポジティブに考えることで、ゴルフの流れもよくなっていくということだ。

プロ野球現役時代は、投手の中でもプレッシャーが大きくかかるストッパーを務めていた佐々木氏。一球の集中力については、「ゴルフのほうがすごいですよ。僕らは相手がいるから、相手が失敗したら勝ち。だけどゴルフは自分が失敗したらダメ。それを考えたらゴルフのほうが精神的なプレッシャーはあります」と考えている。

最後はやはり今日のスコアには納得いかないようで、「2年連続で7オーバー。今年は自分自身のスコアは70台で回っている。うちの息子の力がなかったからダメだった」と笑う。
 
息子の彰吾氏は高校まで野球のピッチャーだったが、大学は父と同じ東北福祉大学に進みゴルフ部に入った。1年生のときの4年生が松山英樹で、いまでも親交がある。各ホールのいいスコアを採用していく『フォアボール形式』で、名門ゴルフ部出身だからと期待していた息子が「後半は全然貢献していないので(笑)」と、佐々木氏は嘆く。

父が「来年はアンダーだよな?」というと、息子は「迷惑じゃなければ」と返した。そして、「メンバーが替わるかもしれない」と冗談めかしながら、「また親子で頑張ります」と親子笑顔でリベンジを誓った。(文・下村耕平)

関連記事