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PGAツアー理事辞任の理由は「マスターズ」 ローリー・マキロイが胸中語る

ローリー・マキロイがPGAツアー選手会理事を辞任した理由を語った(撮影:GettyImages)

突如PGAツアーの選手会理事を辞任したローリー・マキロイ(北アイルランド)がBBCスポーツのインタビューに応え、決断した理由を語った。

マキロイは2022年からPGAツアー選手会の理事として選手を率いてきた。特にLIVゴルフとの対立の際にはPGAツアーを強く支援。しかし、今年6月6日にLIVゴルフとの統合が発表されたとき、マキロイが知らされたのは発表のわずか数時間前だった。

「今年はこれまで以上の時間を選手理事会の仕事に費やした。6月6日の発表で、ツアーは大きく方向転換された。以降、ぼくは劣勢側にいるように感じた」とマキロイ。

さらに「理事でいることは何かを差し出さなければならなかった。一日に何時間も、一週間に何日も…。そしてぼくの人生には今、たくさんのことが起こっている。世界トップクラスの選手でいること、いい夫、父親でいること。ぼくの人生にはより多くの時間が必要となった」と話す。

来年1月にはタイガー・ウッズ(米国)らとともに設立した新リーグ『TGL』も開幕する。それらもあって、自らのために時間を使うことをマキロイは選択した。

今後の目標として「来年のことを考えた。オーガスタに向かっては上り坂で迎えたい。それを考えると、自分の時間を無駄にできない」とキャリアグランドスラム達成を掲げた。

マキロイは現在34歳でメジャー通算4勝。2011年に「全米オープン」、12、14年に「全米プロ」、そして「全英オープン」は14年に勝利を挙げている。マスターズは2022年の2位が最高位。悲願であるオーガスタでの勝利を挙げれば、ウッズに続く史上6人目のキャリアグランドスラム達成となる。(文・武川玲子=米国在住)

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