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比嘉一貴は18番OBで予選通過スルリ 悔しいメジャーも「収穫の多い一年」

比嘉一貴は終盤立て続けにスコアを落とし決勝進出を逃した。(撮影:福田文平)

<全英オープン 2日日◇21日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>

最後の最後に、落とし穴が待っていた。コース幅が狭く、右サイドがOBの18番パー5。比嘉一貴のティショットはその白杭をはるかに越えた。

初日をダブルボギーとしていた“鬼門”のホール。「やっぱり昨日のリベンジをしたいという気持ちはあった」と焦る気持ちが体の動きを狂わせる。「ちょっと振り急いでしまった」とドライバーショットは右へ飛び出し、暫定球を打つことに。それはフェアウェイセンターを捉えたが、続く4打目はグリーン左手前のバンカーへ落ちた。2パットのダブルボギーとして、あえなく今季メジャー最終戦が終わった。

3打足りずにトータル6オーバー・92位タイで予選落ち。16番をボギーとした時点でトータル4オーバーと、浮上を目指して最後の2ホールへと入った。「17番、18番のティショット次第では1つは戻せるかなと思っていたけれど」とカットラインを気にかけてのプレーとなったが、「そのうちの一つでミスが出てしまった」。ホールアウトした直後は頭の整理が追いつかず、言葉を紡ぎだすのにやっとだった。

今年は「マスターズ」(予選落ち)、「全米プロ選手権」(76位)とメジャー3試合を戦った。昨年の日本ツアー賞金王の資格で今季はDPワールド(欧州)ツアーを主戦場にし、世界に視野を広げるシーズンを過ごしている。「間違いなく収穫の多い一年。初めてのメジャーも多かったので、課題やどういうものが必要かというのを、痛いほど叩きつけられた思いがある」。手ごたえも悔しさも、すべてが糧になっている。

これで一度帰国し、来週は「日本プロゴルフ選手権」に出場。そしてすぐに欧州ツアーにカムバックする。いまは世界各地で戦って、経験を蓄えるとき。そしてまた、必ずメジャーへ戻ってくる。(文・笠井あかり)

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