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「左右の体重移動では飛ばない」 伊藤真利奈は“引く動き”で平均250ヤード超を実現していた!

体を速く回すポイントは?(撮影:田中宏幸)

ドライバーの平均飛距離が250ヤードを超えるマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー屈指の飛ばし屋、伊藤真利奈。彼女の気づきは「左右の体重移動では飛ばない」こと。飛距離が伸びたのは、足をタテに動かすことを覚えてからからだという。

飛距離を出すには、体の回転を速くすることがポイント。そのためには、下半身の力を使って体を回転させることが大事になってきます。ただし、下半身を使おうとして、左右に体重移動をしても回転は速くなりません。大切なのは、両足をタテに使う動きです。

具体的には、トップで体の右サイドを引きインパクトで左サイドを引く、空手の正拳突きのような動きが必要です。軸を保ったまま両足で地面を蹴れるので、上体が速く回転できるようになります。

気を付けたいのが、バランス良く立てる重心位置を見つけること。私の場合は、足裏全体に体重を乗せています。そうすると、インパクトでは両足で地面を蹴れます。また、骨盤を前傾させて両腕をダラリとさせれば、重心が下がり両足をタテに使ったスイングがしやすくなりますよ。

■伊藤真利奈
いとう・まりな/1999年2月生まれ、北海道出身。ロシア人の母を持つ98年度生まれの“黄金世代”のひとり。日本男子ツアーで通算5勝を挙げたデービッド・スメイル(ニュージーランド)がコーチを務める。168センチという長身を生かした飛距離が武器で、22年から参戦しているマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーでは1勝を挙げている。

◇ ◇ ◇

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに参戦しながら、ドラコンプロとしても活躍する鈴木真緒。関連記事の【身長154センチで最長328ヤード! 鈴木真緒は「オーバースイングの方が絶対に飛びます」】では、飛ばせるオーバースイングについて話している。

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