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昨年の復活Vから約1年…金田久美子がのど痛による棄権でシードを喪失「上位でQTを通過できるように」

金田久美子はハーフ終了後に棄権。来季シード権喪失が確定した(撮影:上山敬太)

<大王製紙エリエールレディス 2日目◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

シード死守を目指す最終決戦は、無念の棄権に終わった。メルセデス・ランキング(MR)63位で今大会を迎えた金田久美子は、75位で迎えた2日目の巻き返しを狙ったが、10番から出た前半だけで4ボギー。そして9ホールを終えたところで、前日から続くのどの痛みを理由に競技を取りやめた。

昨年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」で11年189日ぶりに優勝。同年にはMRでも46位になり、今季は2017年以来となるシード選手の肩書で戦ってきた。3月の「明治安田生命レディス」では5位になるなど開幕はいい状態で迎えたが、そこから低迷。結果的に、その明治安田生命が唯一のトップ10入りになり、シードが得られるMR50位以内入りも逃した。

今大会開幕前には「諦めない気持ちで」と、逆転でシード死守の可能性が残る単独2位以上を目指したが、思いは実らず。ラウンド後は、話す余裕もなくすぐさまコースを後にした。その後、症状については「のどが痛くてしゃべるのもつらくて苦しい。声もあまり出ない」と発表したコメントで説明した。

そこでは「まず応援にきてくださったファンの方々に大変申し訳なく思っています。いいゴルフをしてイメージ良くQTを迎えたかったのですが、とても残念な結果になってしまいました」という悔しさも明かす。コロナウイルス、インフルエンザの検査も受け陰性だったが、しっかりとここから療養に充てる。

苦しいシーズンを終えた金田は、今月28日から始まる最終QT(静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C)で、来季の出場権を争うことになる。「体調をしっかり元に戻して、上位でQTを通過できるように頑張ります」。気持ちを切り替え、前を向く。

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