• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 中島啓太は45位で米ツアー切符獲得ならず 来季の“職場”は「あまり考えていない」

中島啓太は45位で米ツアー切符獲得ならず 来季の“職場”は「あまり考えていない」

米国ツアーへの切符を逃し、来季のプランは模索中のようだ(撮影:米山聡明)

<PGA TOUR Q-School 最終日◇18日◇TPCソーグラス ダイズバレーC、ソーグラスCC(米フロリダ州)◇6850ヤード・パー70(DV)、7054ヤード・パー70(CC)>

来季の米国ツアー出場権が争われる最終予選会の全競技が終了した。「三井住友VISA太平洋マスターズ」終了時点の国内賞金ランキング1位に与えられる資格で出場していた今年の国内賞金王・中島啓太だが、悔しい結果となった。

第3ラウンドで後退し54位から大逆転を目指した中島は、同じくダイズバレーCをラウンド。3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「70」と伸ばせず、トータルイーブンの45位タイで終え、5位タイ以内に付与される米国男子ツアーの出場権を逃す結果となった。
 
「週末でいいプレーができなかったのですごく悔しいですけど、これが今の結果だと思うのでたくさん練習したいなと思っています」と唇を噛んだ。
 
来季の“職場”をかけたQスクールという緊迫した舞台、「緊張もあったんですけど、その中で自信を持ちながらプレーはできた。でも週末はいいプレーができなくて悔しい気持ちが強いのと、弱音や言い訳もしてる場合ではないのでたくさん練習して来年に向けて調整したいと思います」と、賞金王はこの結果を受け止め、前を向いた。
 
中島は、今大会で得た下部コーン・フェリーツアーの第2回リシャッフル(出場優先順位の見直し)までの8試合の出場権に加え、日本賞金ランキング1位の資格で得たDPワールド(欧州)ツアーの2024年シーズンの出場権も確保している。「来年のプランはあまり考えていないですけど、しっかりチームと相談して自分のベストなルートとPGAツアーに早くいけるように来年プレーしたいと思います」。米国男子ツアーの舞台で戦いたい気持ちに迷いはなく、最短距離でたどり着くためにも来季の“職場”についてじっくり考え中だ。

関連記事