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世界一のリディア・コが来日、ゴルフフェアに登場 そこで聞いた『緊張するときにやることって何?』

リディア・コが来日した!(撮影:ALBA)

昨年、米国女子ツアーで3勝を挙げて、世界ランキング1位に返り咲いたリディア・コ(ニュージーランド)が横浜市で行われているジャパンゴルフフェアに登場した。「ゴルフパートナー」を展開するゼビオグループとスポンサー契約したため、トークショーに参加。契約に至った経緯や今シーズンの意気込みなど、さまざまなことを語ってくれた。

史上最長ブランクとなる5年6カ月ぶりに世界ランキング1位に復活した昨年は、スペシャルともいえる充実のシーズンだったという。
 
「昨年は2015年以来の世界ランキング1位になることができた。プロデビューしてすぐに勝ったけど、その後ぜんぜん勝てなくなってどうやって勝つのかわからなくなった。昨年はフェアウェイキープ率やパーオン率を上げることができた」。平均パット数2位を誇るなど得意なショートゲームの負担がなくなったのが、世界トップ復帰に大きく貢献した。
 
また、「ゴルフパートナー」が展開する「プロトコンセプト」アイアンを使用するに至ったきっかけは、ショットのスピン量だったと語る。
 
「10以上のアイアンを試したが、ゴルフパートナーが展開するプロトコンセプトアイアン』がすごくよかったんです。7番で155ヤード飛びますが、ミスしても152ヤードくらい飛びますし、硬いグリーンでもショットが止まってくれた。飛距離とスピン量が安定しているため、今回ゴルフパートナーとゼビオグループと契約することなった。契約する前は、仲のいいナサ(畑岡奈紗)に『日本でゴルフショップを展開するすごく有名な会社だよ』って教えてもらいましたが(笑)」
 
新たな武器でショット力が向上したわけだが、いまだに緊張する1番ティショットでは、ティアップの際に手がふるえることもあるという。大事な場面では、緊張してナーバスになる。そんなときにリディアが行うことがあると語る。
 
「緊張したときは深呼吸をする。あと、意図的にテークバックのスピードをゆっくり上げることを意識。歩くときのスピードもゆっくりするようにしいる。元々パットでも早く打ってしまうとミスしてしまう。いつもテンポ75のゆっくりしたメトロノームのアプリで打つように練習してて、そうすると、正確なストロークで打てるようになる」
 
米ツアーで4冠に輝いた昨年に続き、さらなる活躍が期待される今季は、具体的な目標を掲げない。「いつも数字的な目標は具体的には立てないけど、昨年挙げた3勝以上の勝利を挙げられたらいい。課題のフェアウェイキープ率、パーオン率をアップさせて、(まだ優勝したことがない)全米女子オープンに臨みたい」。リディアが今年もどんな成績を挙げてくれるのかに注目したいところだ。(文・加藤雄一郎)

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