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パー3なのに290ヤード!「全米オープン」のモンスターホールも米PGA選手ならへっちゃら?

全米オープンの11番ホール。距離に加え、手前のバンカーがプレッシャーとなるか(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

現地時間15日から開幕する「全米オープン」は、ロサンゼルスの中心地にあるザ・ロサンゼルスCCが舞台。話題となっているのは、11番ホールのパー3だ。なんと、距離は驚異の290ヤード。打ち下ろしになっており、20ヤード短く打てば届くと紹介されているが、それでも270ヤード必要となるホール。

アマチュアゴルファーであれば、多くの人がワンオンを諦め、ボギーで上がれれば……と思うのではないだろうか。しかし、この距離であってもバーディチャンスにつけられるのがトッププロ。米国男子ツアー公式インスタグラムで公開された動画が、その証拠だ。

投稿されたのは10本の動画。今季の米国男子ツアーにて、パー4で果敢にワンオンを狙った選手たちが映されている。

最初の動画は、ツアーNo.1の飛ばし屋ローリー・マキロイ(北アイルランド)が「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」の2日目、375ヤードのパー4で魅せたベタピンショット。フォローの風があったにせよ、キャリーで340ヤードを記録し、ピンそば1メートルにつけるとは流石の一言だ。

2本目の動画は、コリー・コナーズ(カナダ)が「ウェルズ・ファーゴ選手権」2日目。325ヤードの16番パー4でピンそば1メートル以内につけるナイスショットだ。もちろんコナーズもきっちりと沈め、イーグルを奪取した。

5本目の動画は、再び「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」での一幕。ジョーダン・スピース(米国)が初日に魅せた、13番309ヤードのショット。マキロイより距離が短いといえど、池越えのプレッシャーを跳ねのけ、ピンそば2.5メートルにつける完璧な一打だった。

他のどの動画も、ピンに絡むショット。飛距離と正確性を兼ね備える彼らにかかれば、今大会の290ヤードのパー3であっても、いくつものベタピンショットが飛び出すことが期待される。初日は風も穏やかな予報で、選手たちを惑わすものはない。トッププロがどうやってこのホールを攻略するか楽しみだ。

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