• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • パッティングに苦しんでいた大里桃子が久しぶりに(?)見せた笑顔【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

パッティングに苦しんでいた大里桃子が久しぶりに(?)見せた笑顔【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

2022年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でのライブフォト閲覧ナンバーワン写真はこちら(撮影:佐々木啓)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

開幕から6戦目、「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」(4月8日~10日、埼玉県・石坂GC)での閲覧ナンバーワンは、大会2日目の大里桃子だった。

初日6アンダーで単独首位スタート。ツアー3勝目を勝ち取るチャンスをつかんでいた大里。写真はラウンド中、久しぶりに見せた優しい笑顔だった。

「アイアンショットの飛距離が昨年と比較して1クラブぐらい落ちていて、調整していました。それが今週のプロアマの後、やっといい感覚をつかむことができて安定してきました」と初日のラウンド後に話したように、初日にパーオンしたのは18ホール中16ホール。そしてパット数は28。ショットとパッティングがかみ合った結果だった。

この数年、パッティングが思うように打てず苦しんでいただけに、この結果に手応えを感じていたのだろう。

だが、「イップスというか、30センチの距離でも思ったところに打てなかったんです。ずっと同じ握り方ではいけないと思い、いろいろな握り方をして、自分をごまかしています」という。

パッティングでは距離によってオーバーラッピングであったり、クロウグリップだったりと、そのときの状況や感覚でさまざまな握り方をする大里。この日のデリケートなラインでのグリップは主にクロウだった。

「クロウっぽい感じで、4~5種類あります。同じクロウでも指を置く位置が違ってくるので。その場のフィーリングでやっていますが、それが今日はよかったです」と、大里は振り返っていた。

好調の兆しを見せたパッティングは、残念ながら最終日に影を潜め優勝には手が届かなかった。3日間通算5アンダー、6位タイのフィニッシュとなった。

22年シーズン、大里はトップ10が4回でメルセデスランキングは34位。ツアーデビューした18年から4シーズン連続でシード権を保持。パッティングのイップスに苦しみながらも、安定した成績を残している。今年こそ、苦難を克服して栄冠を手にすることだろう。

関連記事