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契約フリーの森田遥、6メーカーの混成セットで「エースパターは中学校から」【勝者のギア】

契約フリーの森田遥は好きなクラブを選んで使用(撮影:ALBA)

<スタンレーレディスホンダ 最終日◇8日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6590ヤード・パー72>

森田遥がボギーなしの2バーディで回り、トータル13アンダーでフィニッシュ。2位の安田祐香に2打差をつけて、2017年の「北海道meijiカップ」以来となる、6年ぶりのツアー2勝目を決めた。インタビュー途中でこみ上げる涙が印象的だったが、今季中盤戦からコロナ感染など体調不良に悩まされた。

その影響で「資生堂レディス」から4大会連続で欠場したが、復帰した北海道meijiカップから「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」まで、5試合連続を含む7試合の予選落ちを喫するなど、猛暑の影響も加わり本調子とはほど遠かった。

未勝利だった6年間について聞かれても、「今年が一番しんどかった。夏場はコロナとか(RSウイルス)で立て続けに体調を崩しちゃって、体調を戻すだけでも大変で咳もずっと出ていて。猛暑もあって、今年は大丈夫かなという感じでした。ゴルフは年齢を問わず今は若い選手も勢いがあっていいんですけど、上田桃子さんだったり、そういう世代を見て私も頑張らなければいけないと自分を一生懸命に鼓舞していました」と、気持ちを入れ直した。

そんな中でも今季の1ラウンドあたりの平均パットは「28.5938」の5位と好調で、最終日も絶妙なタッチで何度もカップをかすめた。エースパターのオデッセイ『プロタイプix #1』の使用歴は長い。「中学校から使っていて、かなり長いですね。今のエースパターも感覚が悪くなると違うパターに変えて新鮮味を出したりしますが、結局、一周まわって戻ってきますね」。

また、クラブ契約フリーの森田は、ウッドはPINGの『G430』と『G410』が中心で、アイアンはスリクソン、ウェッジはヨネックス&本間ゴルフと、計6メーカーから気に入ったクラブを組み合わせて使用している。

「こだわりは特にはなくて、まんべんなく色々なメーカーのクラブが入っているので、いいとこ取りができている感じです。(6年前の)初優勝の時とウェッジ2本とパターは変わっていません。色々と浮気もしますが、結局戻ってきてしまいます」(森田)

「一番の武器はショートゲーム」という森田。ウェッジのロフトピッチが独特だが、「48度が110、50度が95、57度が80ヤードです。数字はバラバラですが、距離は打ち分けられます」と胸を張る。6年以上も使い慣れきた、ホンマのウェッジは正確だ。

【森田遥の優勝クラブセッティング】
1W:PING G430 MAX(9°N.S.PROレジオフォーミュラMB+R55、45.75㌅)
3W:PING G430 MAX(15°)
5,7W:PING G410(17.5,20.5°)
5,6U:PING G430(26,30°)
7I~PW:スリクソンZX5
GW:ヨネックスEZONE W501(48°)
A,SW:本間ゴルフTOUR WORLD TW-W(50,57°)
PT:オデッセイPROTYPE ix#1
BALL:タイトリスト Pro V1x

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