世界NO.1をかけた戦い シェフラー、ラームに返り咲きのチャンス!
<WMフェニックス・オープン 3日目◇11日◇TPCスコッツデール スタジアムC(米アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
スコッティ・シェフラー(米国)がツアー初優勝を挙げたのはわずか1年前のこと。今大会でプレーオフを制すると、たった2カ月で4勝を挙げてマスターズ・チャンピオンにまで上り詰めた。
3日目を終えて2打リードで首位を守ったシェフラーは、日没までのわずかな10分の時間を練習に割いた。自身初のタイトル防衛がかかる最終日に向けて「ドライバー、アイアンショット、パットをどうしても確認したかった。ショットを5発、パットを5回打ってきた(笑)」と調整を終えると記者に囲まれた。
「連覇のことはほとんど考えていなかった。自分の思ったショットが打てていなかったからね。だけど2打リードの首位、最高の位置だ」と胸を張った。
現在世界ランキング2位のシェフラーは、今大会で世界NO.1に返り咲く可能性がある。優勝した上で、現世界1位ローリー・マキロイ(北アイルランド)の単独3位以下がその条件。または単独2位でもマキロイが単独36位以下、ならびにジョン・ラーム(スペイン)が勝利を逃せば昨年10月以来となる王座復活となる。
一方、シェフラーを2打差で追うラームにも世界ランキング1位のチャンスがある。ラームが勝利してマキロイが3人以上の2位タイ、またはラームが単独2位でもマキロイが47位以下でシェフラーが勝利を逃した場合は、昨年3月以来の世界ランキング1位となる。
マキロイはトータル3アンダーで28位タイ。トップのシェフラーとは10打差と厳しい位置にいる。スーパーボウル・サンデーは“世界ランキング1位”をかけた戦いになる。(文・武川玲子=米国在住)
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