「この大会で優勝できたら最高」ホステスプロ・安田祐香が初Vへあすは24Hの長丁場
<NEC軽井沢72ゴルフ 初日◇9日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72>
NEC所属のホステスプロ・安田祐香は12番までプレーし、2バーディ・ボギーなし。2アンダーの暫定17位タイで初日のプレーを終えた。この日は午後1時22分に降雨のためプレーが中断。激しい雨は1時間ほどで止んだものの、コースコンディションが整わず、そのままサスペンデッドとなった。
(アウトから出た安田は3番パー3で10メートルを沈めて、バーディが先行。さらに9番パー5は左ラフからの3打目を6メートルにつけてバーディを奪った。「2打目は左のラフでもいいかなと思って打ったんですけど、ちょっと左に行き過ぎました。それでも、枝もかからず、足も使える状況だったので良かったです」と振り返った。
課題を感じているのは意外にも洋芝のティショット。「テークバックで結構引きずって上げるので、引っ掛かる感じがあって、ギュッと力が入ってしまうことがあります。トントンとリズム良くテークバックを上げたり、力まないように意識して、洋芝も今年3試合目なので対策をしています」。この日はノーボギーで回ったものの、11番ではティーショットを大きく右に曲げるなど、まだ課題を完全に克服するには至っていない。
プロ1年目の2020年から今大会にはホステスプロとして出場しているが、3年間は予選落ち、59位タイ、予選落ちとなかなか結果が残せなかった。そんななか、昨年は14位タイでフィニッシュ。2日目「67」、最終日「69」と初の60台もマークした。「頑張りたい気持ちは強いですけど、スタートホールはどの大会でも緊張するので、この大会で特別にプレッシャーを感じているということはないです。調子がいい時にプレーしたコースは自然とイメージも良くなるんですけど」。コースや大会に苦手意識もなければ、今のところ、攻略法をつかんだという実感もないという。
2日目は13番のティショットからプレー再開。「今日もティショットのミスが目立っていたので。大きなミスをなくして、悪いなりにもスコアをまとめるようなゴルフをしたいです。この大会で優勝できたら最高だと思います」。今季は開幕当初こそ、調子が上がらなかったが、6月以降は2位1回、4位1回と上り調子。ホステス大会でツアー初優勝へ、まずは24ホールをプレーする2日目がカギを握る。(文・田中宏治)
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