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「スコア以上に満足できるゴルフ」 吉田優利が“修正力”見せ上々発進

吉田優利が日本での“特訓”の成果を生かし上々発進だ(撮影:GettyImages)

<Danaオープン 初日◇18日◇ハイランド・メドウズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>

6月末に2人1組のチーム戦で行われた「ダウ選手権」以来2試合ぶりの試合出場となる吉田優利が、納得の表情で18ホールを終えた。「きょうは比較的いいプレーができていて、スコア以上に自分が納得できたゴルフでした」。ラウンド後に応じた大会を中継するWOWOWのインタビューでは、2アンダー・27位タイという結果以上の満足感を口にする。

インからスタートし11番で寄らず入らずのボギーが先に来たが、そこから耐えて、伸ばしてというゴルフを続けた。17番でまずイーブンに戻すと、後半に入り3番パー4で5メートルを決めアンダーに潜った。圧巻は8番パー3。ティショットがベタピンにつき、あとは流し込むだけだった。

「最初はずっとラフから打っていて、『早くフェアウェイにいかないかな』とか思いながらでしたが、うまく修正をかけられました」。フェアウェイキープは最終的に14ホール中10ホールだったが、この数字はラウンド中に軌道修正しながらまとめあげたものだった。

先週のメジャー大会には出場できなかったため、帰国し調整を重ねた。「昔のスイングと違うし、いい時の感覚をつかむのはなかなか(難しい)。きのうまでちょっとずれてるとも思ったけど、朝までに修正できたのは日本に帰った時の練習が生きました」と、実りある時間を過ごせたようだ。後半に入ると、「いい感覚で振れていたと思う。自分の思う球筋が出る回数が多くなりました」と、スタート時の状態とは別物になっていた。

2日目は午後スタート。なかなか出場権もままならない状況から、リシャッフルで抜け出すためにも、大きく位置を上げる結果が欲しい。「あすもきょうみたいなプレーがしたい。スコア以上に満足できるゴルフだと思っているので、明日も自分が納得いくゴルフがしたい。もう少しバーディが取れるように」。参戦後初となるトップ10、さらにそれ以上の成績を求めていく。

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