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元高校球児・高山忠洋はWBCに刺激「もっと野球選手がゴルフ転向すれば……」

元高校球児とあって豪快なピッチングフォーム?を見せてくれた高山。「股関節を大切に使う点はゴルフスイングと共通なんです」(撮影:鈴木祥)

<岐阜オープンクラシック2023 初日◇25日◇各務原カントリー倶楽部(岐阜県)◇6823ヤード・パー72>

岐阜県・各務原カントリークラブで開催されている「岐阜オープンクラシック2023」。3アンダーの好発進を決めたのが、高山忠洋だ。来週開幕するレギュラーツアーに向けて順調な滑り出しを見せた。「今日は雨でなかなか動きが鈍かったですが、ショットの動きは悪くないですし、来週の開幕に向けては悪くない仕上がりだと思います」。

過去に侍ジャパンの監督も務めた小久保裕紀氏らを輩出した星林高校(和歌山県)野球部の出身である高山。元高校球児とあって先日行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を熱心に見ていて刺激を受けたという。

「本当に面白かったし、盛り上がりましたね。ゴルフにもああいった運動能力の高い選手が入ってきてくれたら、もっと盛り上がると思いますね。野球をやっている人は非常に高いですから」

先日は元プロ野球選手がプロゴルファーに転向するため、一緒にラウンドしてほしいと言われてラウンドする機会があったとか。その運動能力の高さに驚かされた。

「日本ハムファイターズにドラフト9位(2016年)で入った今井順之助選手が2021年に退団されたそうです。一緒にラウンドして驚きました。ドライバーで振ったらヘッドスピード50m/sは超えますし、300ヤードくらい飛ばしますから。ああいった選手や少年が(ゴルフ界に)入ってきてくれると、もっと世界で活躍する選手が増えるかもと思います」

WBCを見て実際にゴルフへの参考にできないかと思ったのが、近藤健介選手の腰を落とすルーティン。「打つ前に近藤選手は腰を落とすでしょう。あの動きにはどんな意味があるのか知りたいですね。あれをゴルフに取り入れたらどうかと考えています。股関節が入りやすいとかメリットがあるのかもしれませんね」

明日は岐阜オープンの決勝ラウンドが行われる。「近藤健介選手のようないぶし銀のプレーで勝負したい」と語ってくれた。(文・加藤雄一郎)

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