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不安なし! 佐藤大平は新シーズンへ自信「開幕が楽しみでしかない」

佐藤大平は開幕に向けて上々の仕上がりを見せている(撮影:ALBA)

<岐阜オープンクラシック2023 初日◇25日◇各務原カントリー倶楽部(岐阜県)◇6823ヤード・パー72>

岐阜県・各務原カントリー倶楽部で開催されているツアー外競技「岐阜オープンクラシック2023」。初日が行われ、昨年賞金ランク40位でシードを獲得した佐藤大平が3アンダー・18位タイの好スタートを切った。

「今日は雨が降っていたので、難しいコンディションでしたけど、悪天候は嫌いじゃないので、なんとか粘れました。去年途中で狂ったパターやアプローチなどをオフに練習したので、スコアをまとめられたと思います」

来週に開幕するレギュラーツアーの目標は、念願のツアー初優勝と、優勝者や賞金ランク上位者など30人が出られる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」出場権獲得だ。オフに様々な課題に取り組んだことで、新シーズンに向けて好感触をつかんでいるようだ。

「特にここが課題という点はなく、トレーニングやスイングなどオフにいろいろな練習を行いました。今の状態を考えると、不安な点は特になくて、ツアー開幕が楽しみでしかないです。自信というか、自分のゴルフを底上げできたんだなと思います」

佐藤が2年前からラウンド前の朝に行うトレーニングがある。ショットが安定する効果を実感できているため、ずっとやり続けているという。

「チューブを使って、スイングの形を確認したりしています。クラブを握らなくてもスイングの動きを繰り返すのは、正しい動きを意識しやすいからです。例えば、アドレスの姿勢から右手で引っ張ってしっかり右股関節に乗って、トップの姿勢を作るとか。すごく効果があるなと実感しています」

“継続は力なり”というが、こうした日々の修練が佐藤のゴルフを支えている。「プロゴルファーである以上、JTカップには常に出られるような選手でいたい」と語る29歳。明日のラウンドにも期待したいところだ。(文・加藤雄一郎)

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