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ゴルフクラブのロフト角とは? クラブ別のロフト角と飛距離目安を一覧で紹介

1.ロフト角とは

ゴルフクラブのロフト角とは、クラブを地面と垂直に立てた際、シャフトとフェース面の作り出す角度のことです。

ロフト角の大きさによって、ボールを飛ばせる距離や高さに差が生まれます。だからこそ、ゴルフでは14本ものクラブを使い分けるのです。

ロフト角は、メーカーの出しているカタログを見れば確認できます。ただし、大きな差ではないものの、実際に店頭に並んでいるクラブのロフト角とカタログの数値が異なるケースもあるため、カタログに書かれている数値を「表示ロフト角」、実際の数値を「リアルロフト角」と区別しています。

ロフト角が小さくなるほど飛距離が出る

ゴルフクラブは、基本的にロフト角が小さくなればなるほど飛距離を出しやすくなります。ロフト角が小さいとボールの打ち出し角が低くなりやすく、バックスピンも入りづらいため、キャリーもランも出てより遠くに飛ばせるというメカニズムです。ドライバーやフェアウェイウッドといった、遠くに飛ばすためのクラブのロフト角が小さい理由はここにあります。

ロフト角が大きくなるほどボールの高さが出る

ロフト角が大きいクラブは、フェースが上を向いている分打ち出し角が高くなり、バックスピンもかかりやすいため、基本的にボールが高く上がります。高く上がって、スピンの入ったボールは、グリーンに止まりやすく、グリーンを狙う機会の多いショートアイアンやウェッジのロフト角が大きく設定されています。

2.クラブごとのロフト角と目安の飛距離

各クラブの平均的なロフト角と目安となる飛距離を男女別にまとめました。クラブのモデルや年式などによっては、紹介している数値と異なる場合があります。あくまでも参考数値としてご覧ください。

男性の代表的なセッティング

ロフト角

飛距離(HS38~45m/s)

ドライバ―

8~10.5度

200~250ヤード

3番ウッド

15度

180~230ヤード

5番ウッド

18度

170~210ヤード

4番ユーティリティ

20~22度

160~190ヤード

5番アイアン

21~26度

145~175ヤード

6番アイアン

24~30度

135~165ヤード

7番アイアン

28~34度

125~155ヤード

8番アイアン

32~38度

115~145ヤード

9番アイアン

37~42度

105~135ヤード

ピッチングウェッジ

43~48度

95~120ヤード

アプローチウェッジ

50~54度

80~105ヤード

サンドウェッジ

56~58度

70~90ヤード

ロブウェッジ

60度~

60~80ヤード

女性の代表的なセッティング

ロフト角

飛距離(HS28~34m/s)

ドライバ―

10度~13.5度

150~190ヤード

3番ウッド

15~18度

140~180ヤード

5番ウッド

18~21度

135~170ヤード

7番ウッド

21~24度

130~160ヤード

5番ユーティリティ

25~26度

120~150ヤード

6番ユーティリティ

28~30度

110~140ヤード

7番ユーティリティ

31~34度

100~130ヤード

7番アイアン

28~30度

90~120ヤード

8番アイアン

32~35度

80~110ヤード

9番アイアン

37~41度

70~100ヤード

ピッチングウェッジ

43~46度

60~90ヤード

アプローチウェッジ

48~54度

55~80ヤード

サンドウェッジ

56~58度

50~70ヤード

ドライバー

ドライバ―のロフト角は、男性の場合8~10.5度、女性の場合10~13.5度が一般的です。男性であれば、特に10.5度のドライバ―を利用している人が多く見られますが、ボールが高く上がりすぎたり、スピンが入りすぎたりしている場合は、9度や8度のモデルを試してみるのもいいでしょう。また、女性向けのドライバーはボールが上がりやすいようロフト角が大きめに設定されていますが、力に自信のある方は男性向けのヘッドを試すのも一つの手です。

近年は調整機能、いわゆる“カチャカチャ”がついているドライバ―も多く、新しいクラブを購入せずともロフト角を変えることも可能です。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドのロフト角は、男性であれば3番で15度、女性であれば3番で16~18度となっています。3度刻みで奇数番手をセッティングに入れることが一般的です。ドライバ―同様に“カチャカチャ”を使ってロフト角を調整できるモデルも増えています。

ドライバーの次に距離を出しやすいクラブであるため、使いこなせるようになれば強い味方になるでしょう。

ユーティリティ

ユーティリティのロフト角はフェアウェイウッドとアイアンの中間あたりに設定されており、男性であれば概ね19~28度、女性であれば22~34度となっています。フェアウェイウッドより短く、ロングアイアンよりもボールを上げやすいため、プロからアマチュアまで幅広いゴルファーが愛用しています。

アイアン

アイアンのロフト角は、モデルによって大きく異なります。アスリートモデルと呼ばれる、中級者~上級者向けのモデルでは7番で32~34度に設定されている一方で、飛び系と呼ばれるモデルでは7番で26~29度に設定されています。一般的にアイアンは4度刻みなので、同じ7番でも2番手ほどロフト角が変わることもあるのです。

平均飛距離よりも届いていない場合はもちろん、アイアンが飛びすぎて悩んでいるという方も、使っているアイアンのロフト角を見直してみるといいでしょう。

ウェッジ

グリーンにボールを止めるため、ウェッジはロフト角が大きく作られています。ロフト角によって大まかに以下の4つに区分されます。

  • 43~48度:ピッチングウェッジ
  • 50~54度:アプローチウェッジ
  • 56~58度:サンドウェッジ
  • 60度~:ロブウェッジ

ピッチングウェッジはアイアンセットに含まれていますが、アプローチウェッジ以下は別途購入することが一般的です。ピッチングウェッジのロフト角を基準とし、4度刻みや6度刻みで入れるセッティングが見られます。

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