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世界ランク4位・吉田鈴は最終日の追い上げへ「ショットでバーディを獲りたい」

吉田鈴が順位を上げて最終日に入る(撮影:ALBA)

<アジア・パシフィック女子アマチュア選手権 3日目◇11日◇シンガポール・アイランドCC(シンガポール)◇6343ヤード・パー72>

フィールドで女子世界アマランキング最上位(4位)につける吉田鈴は、3日目を2バーディ・2ボギーの「72」でプレー。トータル2オーバーは24位タイと順位はやや上がったものの、伸ばせなかった一日に「大きなミスはなく安定はしていたけど、ワナにはまってしまったところがある」と振り返った。

インコースからティオフして14番でボギーが先行したものの、18番を獲ってイーブンで折り返し。後半は5番でスコアを伸ばし、安定したプレーを展開していた。

“ワナ”が待っていたのは、最終ホール。打ち下ろしのパー4で、ティショットの落としどころには小川が流れ、グリーン右サイドには池、左手前にはバンカーが待ち受ける9番。この日のピン位置は左から7ヤードで、バンカーのエッジからはわずか5ヤードとタイトな位置に切られていた。

「右から打って攻めたかった」と戦略を立てたが、ティショットを左サイドに置いてしまい、そこからデッドに狙うことはできず3パットのボギー締め。「練習ラウンドで(隣のホールくらいまで)右に打つという考えはなかった。試合で違うことをするのはよくないと思ったけど、自信がなくて、でも打つべきだった」とマネジメントミス、準備不足を悔やむ。

初日からなかなか決めきれないパッティングは、3日目になっても一筋決まらないことが多い。それでもバーディを量産させていかなければ、上位フィニッシュは見えてこないというもどかしさもある。「パットが入らないことのほうが多いけど、それでもショットでつければバーディを獲れると思う。ショットでバーディを獲りたい」と意気込む最終日。「逃げないように」と最後まで果敢にピンを攻めていく。(文・笠井あかり)

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