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上位キープも…“33ホール”の長丁場で終盤4連続ボギー リ・ハナ「集中力がどっかにいっちゃった」

33ホールを戦い抜いたリ・ハナ。「長かったです…」(撮影:福田文平)

<ニトリレディス 2日目◇25日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

第1ラウンドが翌日順延となり、全体最終組に入っていたリ・ハナ(韓国)はこの日未消化だった15ホール+第2ラウンドの18ホール、計33ホールを戦い抜いた。ホールアウトすると「長かったです。距離のあるコースだから、第2ラウンドの18ホールは疲れているし、長いクラブをずっと打たないといけなくて…」と、少しうつろな目で振り返った。

前半13番の2打目から第1ラウンド再開。パーを並べ続けると、18番で初バーディを奪取した。後半のアウトコースでは4つ伸ばし、首位と1打差の5アンダー・2位タイで滑り出した。1時間ほどのインターバルを挟んで飛び出した第2ラウンドは、13番まで3つのバーディを奪い(1ボギー)一時は首位に立った。

だが、14番から4連続ボギーと大失速。「疲れを感じているわけではなかったけど、たぶん集中力が無意識にちょっとずつ…どっかにいっちゃった」。結局「74」と2つ落とし、トータル3アンダーの暫定12位タイ。長丁場となった予選ラウンドを終えた。

悪天候で順延となった5月の「ブリヂストンレディス」でも、30ホール以上を回ったことがあった。そのときは「76」と大きくスコアを落としたが、異常な暑さに襲われているこの北海道で上位に踏みとどまったことには胸をなでおろす。「あのときの経験があったから、前半(第1ラウンド)を簡単なマインドでプレーできた。前よりは良くなった感じはします」。暫定首位とは3打差と、まだまだ優勝圏内だ。

きょうは午前7時半から午後5時半までコースで戦ったが、あすは午後の遅いスタート時間になる見込み。「休んで気分をリフレッシュして、リセットできればあしたからもたぶん大丈夫。難しいコースなので、そのなかで一打一打集中して、自分のベストを出したいです」。2022年には下部のステップ・アップ・ツアーの賞金女王にも輝いた22歳が、優勝戦線でひた走る。(文・笠井あかり)

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