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大谷翔平の通訳水原氏がスポーツ賭博に違法関与した疑惑で話題を集めているけど、ゴルフ界にもあったギャンブル問題

スポーツ賭博に違法関与した疑いでドジャースを解雇された水谷一平氏(左)と大谷翔平(撮影:GettyImages)

米メジャーリーグで大活躍の大谷翔平の元通訳・水谷一平氏がスポーツ賭博に違法関与した疑惑が、いま世界中で注目を集めている。米国では38の州でスポーツ賭博が認められており、2023年の収益はおよそ109億ドル(1兆6,480億円)だったというが、このスポーツ賭博で昨年、ゴルフ界でも注目を集めた問題があった。

9月に米国で人気のNFLシーズンが開幕したとき、フィル・ミケルソン(米国)が自身のX(旧ツイッター)に自身のギャンブル依存症を告白したのだ。
 
「待ち望んだアメリカンフットボール!」と始まるミケルソンのメッセージは、「今年は一切、アメリカンフットボールのゲームに賭けない。なぜならギャンブル依存は私の中で一線を越えてしまったから、もうまったくおもしろいものではなくなった」とした。
 
ミケルソンのギャンブル好きはつとに知られていたことだが、以前のギャンブル仲間だったプロギャンブラーのビリー・ウォルターズ氏(77歳)が『ギャンブラー:人生のリスクの秘密』を昨年8月に上梓。06年にミケルソンとプロアマ戦で出会ってからともにギャンブルを行ってきたことを暴露した。さらにミケルソン自身が出場した12年のライダーカップでも大金を賭けようとしたと語られた。ウォルターズ氏はインサイダー取引で5年の有罪判決。当時ミケルソンはウォルターズ氏が無罪になるための証人喚問を拒否したと同氏は綴っている。
 
そしてもうひとつ。PGAツアーが10月27日、下部のコーン・フェリーツアーに参戦する2人の選手に、スポーツ賭博を行ったとして“出場停止処分”を発表した。PGAツアーでは公平さを守る“インティグリティ・プログラム”として選手にいかなるゴルフトーナメントでもギャンブルを禁じているのだ。
 
発表されたのはヴィンス・インディア(米国)と、ジェイク・スタイヤーノ(米国)。ともに自身がプレーしていたトーナメントでのギャンブルはなかったとした。出場停止期間はインディアは23年9月18日〜24年3月17日までの6カ月間、スタイヤーノは9月11日〜12月10日までの3カ月間だった。
 
米メディアによると、スタイヤーノは4回の賭博に参加。そのうち3度は21年11月にラスベガスで行われた「ブライソン・デシャンボー vs ブルックス・ケプカ」のエキジビション・マッチ、21年のPGAツアー「WGC-フェデックス・セントジュード招待」でデシャンボーが特定のホールでバーディを獲るかのギャンブルだったという。
 
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