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小祝さくらの安定ドライバーは「左サイドの壁を無理に作ろうとしない」

左足の付け根を軸に左ツマ先を開き、積極的に体を回してインに振り抜く(撮影:福田文平)

右から左に曲がるドローが持ち球だった小祝さくらは、左へのミスに悩まされていた。昨季はそれを解消するために、左から右に曲がるフェードに変更。ポイントは「左サイドの壁を無理に作ろうとしないこと」だという。ゴルフ雑誌ALBA861号の巻頭特集「ドライバーで絶対曲げない!」の中で曲がり幅の少ないフェードボールについて語っている。

「私は昨季、ドローからフェードにスイングを改造しましたが、どちらかといえばストレートに近いフェードを理想としています。ドローを打とうとしていたときは、左サイドの壁を作ってボールをつかまえようとしていたのですが、それでは手首を返して引っかけが出やすくなっていました」
 
そこで吉田直樹コーチのもと、積極的に左サイドを使って体の回転で振る動きに修正。そうすることで、手打ちによるミスが減少した。
 
「ドライバーで打つ際に大切なのは、左足で踏ん張らず体を回すことです。私の場合、左ツマ先を開いて左足付け根を軸にスイングするイメージを持っています。そうすれば手首が返らないので、ストレート・フェードを打つことができます」
 
左足で踏ん張って頭を残すと、手首が返ってしまうので、頭を残す意識を持たないで振り抜く。その際に意識しているのが、左手首の角度だ。
 
「コックで作った左手首の角度を保ったままややインに振り抜くと、適正にフェースターンしてボールをとらえられます。左手首の角度がほどけて親指側が伸びてしまうと、手元が浮いて右プッシュにつながるので、注意してください」
 
最近のドライバーはつかまりのいいモデルが増えている。引っかけが止まらないという人は、小祝が実戦する“左の壁を作らない”スイングを取り入れてみてはどうだろう。

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