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宮里藍がメジャー初勝利を目指す盟友・上田桃子にエール「彼女はわかっている」

久々のラウンドで笑顔を見せた上田桃子(左)と宮里藍(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

開幕前日に行われたプロアマ戦に、17年に現役を引退した宮里藍が登場。現役時代から久光製薬とスポンサー契約を結ぶ宮里は、ジュニア時代からよく知る1個年下の上田桃子と笑顔でラウンドし「楽しかったですー」と振り返った。

18年6月に07年からマネージャーとして宮里を支えた座親匠さんと結婚し、21年12月に第一子となる女の子を出産。現在子育ての真っ最中で、ゴルフは「今年3回目」。それでも、上田とあまり変わらないドライバーの飛距離を披露し、18番ではバンカーからスピンを利かせてピタリと寄せるなど、随所に元世界No.1らしいプレーを見せた。「なんとか真っすぐいきました。でもいいときと当たらない時の振り幅はすごかったです」と笑う。

2006年から米ツアーに主戦場を移した宮里。その後を追うように上田が米ツアーに挑戦したときには、行動をともにし練習ラウンドも行っていた。そんな上田とのラウンドは約2年ぶり。「去年は回ってないので、2年以内にはプライベートでは回っている」という。

仲のいい後輩のゴルフについては「やっぱり安定感ありますし、年齢を重ねて落ち着いてきたなっていうか(笑)、風格というか。いまの女子プロ界の世代のなかでは上のほうだとは思うので、ミスをしても焦らない感じとか、彼女なりに時間を重ねてきたんだなっていうのが要所要所で感じました」と話す。

上田は今回が54回目の国内メジャー挑戦となるが、まだメジャーでの勝利はない。宮里自身は05年の「日本女子オープン」、06年の「日本女子プロ」とメジャー2勝を挙げている。『上田へのエールは?』と聞かれると、「思いが強ければ勝てるかといったらそうでもないですし、本当に自分がコントロールできるものと、できないものをしっかりと分ける必要性はある」と、メンタル面をポイントに挙げる。

そして、「結果とか優勝に対して、自分がコントロールできない部分に意識を向けても難しい。ただそこから得られるモチベーションは維持しつつ、試合が始まると自分のことだけにしっかり集中するっていうメリハリがうまくできないと。私自身も難しいところはいっぱいあった。でも彼女はそれだけメジャーにも出ているのでわかっていると思いますし、しっかり準備をするだけだと思います」と、宮里らしく答えた。

昨年大会は山下美夢有が優勝。山下は同年に宮里がプレゼンターを務める「宮里藍 サントリーレディス」でも優勝している。そんな宮里がいる大会で抜群の強さを発揮する山下は、上田と予選2日間を一緒に回る。07年と22年の新旧女王対決にも注目したい。(文・下村耕平)

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