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「ちょっと迷走しかけた」 渋野日向子、3戦ぶり最終日は“もったいない”イーブンパー

渋野日向子は課題を口にする4日間に(写真は初日)(撮影:GettyImages)

<クローガー・クイーンシティ選手権 最終日◇22日◇TPCリバーズ・ベンド(米オハイオ州)◇6705ヤード・パー72>

3戦ぶりの決勝ラウンドをプレーした渋野日向子は、ため息をついてコースを後にした。最終日は5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「72」と伸ばせず。トータル3アンダー・61位タイに後退して終えた。

「きょうも前半、すごく流れがいい状態だったので、このスコアがもったいない」。10番からピン1メートルほどにつける連続バーディで滑り出すと、12番でボギーが来ても14番でバーディ。18番パー5では4メートルを決めてバウンスバック。しぶとくパーを拾いながら前半を2アンダーで折り返した。

上昇ムードを漂わせたが、後半に流れは一変。3番パー4で2打目がグリーン右の池につかまりダブルボギーを喫した。8番のバーディでひとつ戻すも、最終9番では4オン1パットのボギー。「途中、ちょっと迷走しかけた。ぼーっとしていた感じだったからもったいないなーと思いつつ、やっぱりあのダボがすごくイタかった」。最後までかみ合わなかった72ホールを振り返り、「ほぼ毎日そういうゴルフをしてしまった。1日くらいはできたらよかったけれど、なかなか自信が持てるプレーができなかった」と肩を落とした。

2019年「全英AIG女子オープン」制覇時などに使用していたパター『シグマ2 アンサー』を再投入してプレーしたグリーン上は、最終日も26パットにまとめた。「(変更は)大きかったのかなとは思いますね。ラインのイメージが湧いてた」と手ごたえをもつ一方で、ショットについては改善を求める。「池ポチャしたところとか、右に外せないようなところで外してるのも何回かあった。練習しないとなとは思いました」。

ひさびさの週末を経て、次週は米女子ツアーでは珍しい3日間競技「ウォルマートNWアーカンソー選手権」。昨年の優勝スコアはトータル19アンダーで、例年、伸ばしあいとなる。「頑張ればスコアが出るなって思える4日間だったからこそ、来週は重要になってくる。グリーンを狙うショットが、もうちょっと自信をもって打てたらいいなと思いますね」。3週間後に控える秋のアジアシリーズへ向けても、いい流れを作っていきたい。

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