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柏原明日架がカット打ちを直した素振りとは?インから下ろすダウンスイングに挑戦

右足から1メートル離れた目標にグリップエンドを振り下ろす動きを2回繰り返してから振る。下半身リードが作れてインから下ろしやすい

カット打ちになると、インパクト以降で左ヒジが引けてしまいボールがつかまりません。これを直すには、上体を右に向けながら左足で踏み込んで、インから下ろす動きが必要になります。

そのために私が昨年終盤から取り入れて効果が出ているのが、グリップを飛球線後方に動かす素振りです。右足の約1メートル後方の地面に向かって、切り返しからグリップを下ろし、その反動で左足を踏み込む動作を2回繰り返してから、3回目でフィニッシュまで振り抜きます。そうすると下半身リードを作れるので、自然とインから下ろせるようになります。

勘違いしている人が多いのが、グリップをボールに向けて下ろす動き。確かにタメができそうではありますが、むしろ逆効果。そのまま下ろすと間に合わないのでタメがほどけるだけでなく、上体が突っ込んでアウトサイド・インのスイングになりやすいんです。

そして、調子が悪くなったら、短く持ってハーフスイングを繰り返すのも絶対おすすめ。軽くドローが出るようになったら、左ヒジの引けが直って、球がつかまるようになりますよ。

柏原明日架
かしわばら・あすか/1996年生まれ、宮崎県出身。2019年に2勝を挙げて賞金ランク11位に躍進。今季QTランク19位で出場する中、3勝目に期待がかかる。富士通所属

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