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「人生設計で決めていました」 “年女”吉田優利が迎える米国元年【プロゴルファー・新年の誓い】

新たな挑戦に胸を躍らせる一年になる(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

年も明け、いよいよ2024年がスタート! それはゴルフ界にとっても、新たなシーズンの始まりを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを胸に、その新たなシーズンに臨むのか? “新年の誓い”を紹介していこう。今回は、予選会を突破し、今季から米国に主戦場を移す吉田優利。

「人生設計で決めていて、それがうまく実現できました。もともと決めていた年齢が今年。早くても遅くても良くなかったので、ベストなタイミングで行けますね」

昨年末に行われたJLPGAアワード後の会見で、24歳になるタイミングで米国ツアーに挑む理由について、吉田はこう説明した。アマチュア時代に抱いていた夢が、いよいよ現実のものになる。

世界ランク75位以内に位置していたことで出場権を得た、昨年の米国ツアー最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過。これによりツアーメンバーになる権利を手にし、さらに第1回リシャッフルまでに行われる試合にはおおむね出場できる見込みも立った。「いろんなコースでプレーできるのが楽しみですね。ナショナルチーム時代に海外へ派遣してもらった経験がどう生かされるか分からないけど、世界レベルでプレーできるのは楽しみです」。胸躍る24年になる。

アワードの時点ではまだ、チーム編成や今季初戦がどこになるのかなどは未定を強調していた。とはいえ、オフの課題は「ショートゲームが全て足りない。日本のゴルフ場で通用しても、向こう(米国)で通用しないことが多い」と明確。異なる芝質の攻略など、早期のアジャストを目指すための練習が続きそうだ。

「アメリカでどうなるかは分からない。できることはベストを尽くすだけ。日本のファンにも元気を届けられるよう、私らしいプレーがしたいですね」

予選会で見せた安定感あるプレーは、新天地での活躍を予感させるもの。00年4月17日生まれで辰年の吉田にとって、今年は年女として戦う一年になる。“昇り龍”のような活躍で、ルーキーイヤーから明るいニュースを日本に届けてもらいたい。

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